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2026年1月13日
「誘おう」を支え、“私の時間”をさらに豊かに
1月26日から順次アップデートしていく予定の「TimeTree」のリニューアルと新機能。
これまで「共有カレンダー」を軸に進化してきた「TimeTree」は、今回のリニューアルによって、“私の時間”を起点にした、未来の予定と出会える体験の場へと大きく変化します。
中心にあるのは、ミッションとして掲げてきた「誘おうをつくる」という思想。
このミッションをどのように解釈し、日々のプロダクトづくりに落とし込んできたのか。
共有カレンダー本部長の吉本(Anju)と、新機能「みつける」の開発を担当する公開カレンダー本部長の松田(Loius)に話を聞きました。
※TimeTreeではニックネーム制度を取り入れています
関係性づくりの一歩を後押しする
——「TimeTree」のミッション「誘おうをつくる」をどう捉えていますか。
吉本
“誘おう”という言葉はシンプルですが、解釈の余地はたくさんありますし、実はすごく勇気のいる行動だと思っています。イベントに誘うなど、誰かを巻き込んだ予定を立てるって、断られたらどうしようとか、相手の負担にならないかなとか、いろいろ考えてしまう。
その背景には、誰かと関係性を築きたい、育てたいという気持ちがきっとあると思うんです。
だから私は「誘おうをつくる」というのは、関係性づくりの最初の一歩を支えることだと解釈しています。
「共有カレンダー」は、シェアしている相手の予定を通して状況が見えることで、最初の一歩のハードルを下げてくれる存在。「この日なら大丈夫そうかな」と想像できるだけでも、誘いやすさは全然違うと思っています。
コメントやステッカーなどのコミュニケーション要素を多めに盛り込んでいるのも、そうした関係性構築の手助けになるよう、豊かな感情を生むことによって絆を深め、誘い・誘われやすくすることを意識しているからです。

松田
私も近い考えです。そもそも予定って、誰かが“誘う”行為をしないと始まらないことがほとんど。家族の予定も、友だちとの集まりも、誰かが声をかけることで初めて生まれる。
だから誘う人って、実はすごく偉い存在だと思っています。
その大変さや勇気を、プロダクトとして少しでも軽くしてサポートしたい。私は「誘おうをつくる」を、そういう素晴らしい行動をそっと後押しすることだと捉えています。
ミッションを“体験”に変えて届ける
——今回のリニューアルと新機能の開発において、意識したことは。
松田
深川(Fred)や吉本とよく話したのは、“必ず見えていてほしい予定”と“必要なときに見えればいい予定”は違う、という点でした。
新しくリリースする「みつける」という機能は、ユーザーさん一人ひとりの興味関心に合った予定候補をカレンダー上で提案し、「誘おう」のきっかけになり得る情報をお届けするものです。
ただ従来の「TimeTree」の仕様では「共有カレンダー」が軸のため、家族やグループの予定のように「常に気にしておきたい予定」が中心になりやすい構造です。そこに、個人的なメモや「やるかもしれない予定」、必要なときに見られれば十分な「公開カレンダー」の情報や興味関心の予定候補まで同じ粒度で重ねると、どうしても見づらくなり、日常的に確認したい予定まで埋もれてしまいます。
「みつける」で新しい体験をお届けしながら、ユーザーさんの使いやすさを今より向上させるには、“私の時間”を軸に必要な情報を重ねたり外したりできる機能が必要なのではないか。
担当領域は違いますが、そうやってチーム同士が目線を合わせながら開発に臨むことも、大事にしたことの一つです。

吉本
松田が話した通り、これまでの「共有カレンダー」は、コミュニティの一員として時間を見る構造になっていました。でも人は、仕事、家族、趣味など、複数のコミュニティに属しているから、それらを横断して初めて“私の時間”が見えてくる。
今回のリニューアルでは、その視点をアプリの起点にする、大きな視点の転換をおこないました。
そうして生まれたのが、複数のカレンダーを統合して見られる「ホームカレンダー」です。
複数の「共有カレンダー」に書き込まれた予定をフィルターのように重ねたり外したりできる仕様になっています。
まずは「ホームカレンダー」で自分の時間の全体像を把握して、必要に応じて「カレンダーリスト」から個別の「共有カレンダー」に入っていく。そんな“私の時間”を中心とした使い方を自然にできるよう設計しました。
——リニューアル後の仕様や操作性で特にこだわった点は。
吉本
プロダクトとしてもかなり大きな構造変更を行いましたが、ユーザーさんが迷わず使えるようにすることは大切にしました。
プロトタイプを何度も作り、構造としてのレイヤーであったりタブの並び一つをとっても“直感的に理解できるか”を検証しました。我々が目指す世界を作りあげていくことを前提としつつ、ユーザーさんが使っていく中で、構造理解の面で学習コストをできるだけ少なくなるような設計を目指しました。いくつか重要だったポイントはあるのですが、一例を上げると最終的に「ホームカレンダー」をタブの一番左に配置することで、“このアプリはここから使えばいい”と「軸」のようなものが定まって自然に伝わる仕様になったと思います。
「リニューアルしてどこが変わったんだろう?」と言われるくらいが、実は一番成功しているのかもしれないですね。
松田
私が担当した「みつける」も、根本は同じ考え方です。
「みつける」は従来の「公開カレンダー」とは異なり、フォローしなくても興味関心のある予定と直接出会える仕組みです。
だからといって、無理に見せたいのではなくて、気になったらピックアップできる、気軽な体験の接点にしたかった。
気になる予定候補が届いたら保存して、自分のカレンダーに入れる。あるいは一緒に行きたい家族や仲間と共有する。
そのために、どんな予定候補を提供することが、ユーザーさんの“私の時間”の充実に貢献できるんだろう。そんなことをずっと工夫、試行錯誤しながら、ブラッシュアップを進めています。

吉本
先ほど松田も少し触れましたが、この“予定の粒度”の話は、部署をまたいで何度も認識をすり合わせました。
自分の予定、家族の予定、気になるイベント。それぞれ関わり方が違うのに、「ホームカレンダー」に同じ粒度で表示すると一気に見づらく、扱いにくくなる。
何をデフォルトで見せ、何をフィルターで見せるのか。予定に対する関わり方のグラデーションをアプリ上でどう表現するか、目に入らないところを体験に落とし込むことはとても重要で、お互いに影響し合った部分だと思います。
「TimeTree」で届けたい未来
——ユーザーさんに届けたい「TimeTree」のある未来像は何ですか。
松田
たくさん思い出を作れる手助けができて、誘いたい人たちも助けられるそんなプロダクトにしていきたいです。
「みつける」は、カレンダーをフォローしなくても自分の好きな予定が届く、見つかるものがいいのではと思い開発しました。
面白そうだったのに忘れてしまったイベントや、家族に共有しそびれた予定。そういう小さな後悔を減らして、思い出を一つでも多くつくる手助けができたらうれしいです。
「みつける」は新しい試みなので、皆さんのたくさんのフィードバックを参考に機能を磨いていきたいと思っています。ユーザーさんの体験は「TimeTree」をより身近な存在にしていくうえで欠かせません。これからもユーザーさんと一緒に「TimeTree」をより使いやすく、より楽しい未来を届けられるプロダクトにしていきたいですね。

吉本
「TimeTree」は、生まれてから始まる人生のいろいろなステージで使い続けられる存在になれたらいいなと思っています。
一人のとき、家族ができたとき、コミュニティが増えたとき。その分だけカレンダーが増えて、時間が豊かになっていく。
使った人生と使わなかった人生で、振り返ったときに時間の充実感が違う。そんなプロダクトを目指しています。

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1月のリニューアルでは、「TimeTree」の仕様が大きく変わり、新機能「みつける」が誕生します。
それは単なる機能追加や改善ではなく、“ミッションをどう体験として届けるか”を突き詰めた結果です。
新たな「ホームカレンダー」と「みつける」。
どちらも「誘おうをつくる」という一つのミッションから生まれています。
“私の時間”を見渡し、誰かと関係性を深め、未来の予定に出会う。
「TimeTree」はそうした新しい体験を提供し、日常の小さな素晴らしい一歩をこれからもそっと後押ししていきます。