
【TimeTree未来総研 トレンドラボ】 予定データで読み解くウィンタースポーツ スノボ、20代が予定登録で若者層が人気を牽引 アイススケートは10代・40代から支持 日曜日の予定多く習い事として定着か
株式会社TimeTree(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:深川 泰斗)の社内研究所『TimeTree未来総合研究所』(https://timetreeapp.com/intl/ja/future-research-institute)は、2026年2月6日、ミラノ・コルティナ冬季五輪が開幕したことを受け、スキー・スノーボード・アイススケートのウィンタースポーツに注目し、予定データを分析。3種目でそれぞれ異なる時期や年代に選ばれているのが明確になっていることが明らかになりました。スノーボードはコロナ以降2022年頃から回復傾向にあり、今シーズンは2月6日時点でコロナ前比101%となりました。さらに回復基調の背景には20代を中心とした若者層が牽引していることが明らかになりました。一方、30代以降はスキーが上回り40代がピークとなるなど、ファミリーで楽しむアクティビティとして定着している様子が伺えました。また、アイススケートはコロナ以降微増しながら回復傾向にあり、前年比は3種目の中で109%と唯一の成長を示しました。
■分析データについて
2019年1月1日~2026年2月6日の期間で登録されたデータを対象として分析 (登録ユーザー数は2019年1月時点で1200万超、2025年11月時点で7000万超)
分析に使用したデータは、匿名性を保つために統計的に処理しています
ウィンタースポーツ3種目、それぞれ異なる選ばれ方

今シーズンを軸に、3種目のコロナ前の2019年と今シーズンの予定データを比較。スノーボードが101%とコロナ前を超えて回復を果たしている一方、スキーは78%、アイススケートも78%に留まっています。しかし前年との比較をみていくと、アイススケートは109%と唯一のプラス成長を示していました。

スノーボード、若者層の支持でコロナ前完全回復
スノーボードは前年比93%と微減したものの(冒頭グラフ参照)、スノーボード自体は2022年には2019年比で115%と回復。その後も横ばいで人気は定着しています。2026年2月6日時点で同期間の予定数の前年比は101%となっており、今後も伸びる兆しを見せていました。
20代が最高値、10代も高水準で若者がスノボ人気を牽引

スノーボードの年代別の予定1万件あたりの出現数をみると、20代が17.7件と最も高く、10代も9.4件と高水準です。若者のウィンタースポーツの定番として、スノーボードが完全に定着していることがわかります。
スキーとの比較では、20代でスノボ17.7件 vs スキー4.9件と、約3.6倍の差がつきました。また10代でもスノボ9.4件vs スキー7.4件と、スノボが上回っています。若年層にとって、スノーボードが圧倒的な選択肢となっています。
スノーボード人気時期のピークは2月下旬 これからが楽しみの本番

スノーボード(『スノボ』キーワード含む)の日別の推移をみると、11月から徐々に高まり、1月中旬以降さらに増加、2月下旬に最大のピークを迎えることが明らかになりました。特に2月22日(日)には1万予定あたり50.3件と、全期間で最高値を記録しています。今年はさらに2月にミラノ・コルティナ五輪が開催されることから、チームジャパンの活躍から、スノーボードの予定登録数は今後も伸び続けるかもしれません。
スキー、30代以降で定着 ファミリーで楽しむアクティビティに
スキーは前年比96%、コロナ前比78%と回復が遅れているものの(冒頭のグラフ)、30代以降の世代では根強い人気を維持しています(【2025年〜2026年】スノボvsスキー年代別比較より)。
30代で「スキー回帰」、40代がスキー予定のピークに
年代別では、30代でスキー6.0件vs スノボ4.0件と、初めてスキーがスノボを上回ります。そして40代が10.4件と全世代でピークとなっていることがわかります。これは、子ども連れがウィンタースポーツを楽しむ際には、スノーボードではなく、スキーが選ばれるようになっているためと考えられます。スキーはファミリーで楽しむウィンタースポーツとして定着しているようです。興味深いのは70代の7.6件で、これは10代の7.4件とほぼ同水準です。この数字から、スキーはアクティブシニアも参加して3世代で楽しめるウィンタースポーツとなっていることも推察できます。
スキーシーズンもこれから 2月下旬がピークに

日別の予定の推移をみると、スノーボードと同様に、2月中旬〜下旬に大きなピークを迎えるスキー。2月21日(土)には29.9件と、予定登録出現数が期間中(2025年11月1日〜2026年3月31日)の最高値を記録しました。
アイススケート、10代・40代が多く登録 日曜の規則性から習い事の可能性も?

アイススケートは2024年から2025年にかけて109%と、前年比でみると3種目の中で唯一の成長を示しました。1万予定あたり1.63件と規模はまだ小さいアイススケート。年代別では、10代が2.58件と最も高く、40代も2.49件と高い水準です。10代と40代の高さと、期間中(2025年11月1日〜2026年3月31日)は日曜日に規則的にピークを迎えることから、レジャーというより、習い事として定着している可能性がうかがえます。

TimeTree未来総合研究所 所長 深川 泰斗 コメント
2026年2月、ミラノ・コルティナ冬季五輪が開幕したことを受け、TimeTree未来総研ではウィンタースポーツに注目して予定データを分析してみました。その結果、世代によって異なる楽しみ方が定着していることが明らかになりました。スノーボードは20代を中心に若者文化として不動の地位を確立し、コロナ前を超える回復を果たしています。一方、スキーは30代以降で「回帰」が起こり、40代ファミリー層を中心に世代を超えて受け継がれている様子が浮かび上がりました。アイススケートは規模は小さいながらも前年比で唯一の成長を示し、10代と40代に支持されているところから、習い事としての定着が推察されます。ここから十数年後、現在スノーボードを楽しむ20代が親世代になったとき、ファミリーでゲレンデを訪れるスタイルがどう変化するのか。予定データは、ウィンタースポーツの未来を静かに映し出しています。TimeTree未来総研は、こうした人々の予定に刻まれた選択から、社会の変化の兆しを読み解き続けてまいります。