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2021年4月13日

TimeTreeのエンジニアカルチャーについて——TimeTreeラヂオ vol.011

TimeTreeラヂオ

「TimeTreeラヂオ」はカレンダーシェアアプリTimeTreeを運営する私たちメンバーが、ふだんの仕事に関係することもそうでないことも、だいたい15分でひとつのテーマを話しきるインターネットラジオ番組です。

今回のテーマは「TimeTreeのエンジニアカルチャーについて」。この3人で話しました!

  • CEO 深川(Fred @preface

  • バックエンド エンジニア 大政(Justin @_eurk

  • ブランド コミュニケーション 渡部(Steve @ShinyaWatanabe_

配信はこちらで聴けます https://anchor.fm/timetree/episodes/vol-011TimeTree-eupfd8


(02:33〜)

「会社の価値」の源泉が文化

Steve じゃあ今日はこの3人で話したいテーマが「エンジニアカルチャー」ということで、エンジニアのJustinにも参加してもらいました!

Justin はい、お願いしまーす!

Steve エンジニアのカルチャーね。会社によって、組織によって、エンジニアのカルチャーはさまざまだと思います。今日はTimeTreeらしい社内文化を紹介していきたいと思っています。

Fred 1回じゃ済まないかもね。

Steve 済まないですね。

Justin 確かにそうですね。

Steve TimeTreeは自分たちの文化を大事にしていると思うんですね。なぜ文化を大事にしているのか、Fredにまずはお話しいただきたいと思っています。

Fred スタートアップでは企業文化が大事だ、みたいな話はけっこう言われていますよね。うちだと入社したらWelcome programで、1週間くらい毎日僕から会社のいろいろをお話しする、いわゆるオンボーディングプログラムがあるんです。その中でも1回カルチャーについての話が入っています。

そこで話しているのは「会社の価値」って最終的にアウトプット——表から見えやすいのは売り上げとかプロダクトとかユーザー数とかだけど、その源泉、根っこにあるのはみんなのそれぞれの個性とかスキルとかチームワークとカルチャーだと思っています(と説明しています)。そこで木の絵をお見せするんですけど、果実が売り上げだとしたら木と葉っぱと幹がプロダクトで、一番下の土がみんなとカルチャーだねって話をしています。土が良かったらどんな木でも大きく育つんじゃない、みたいな話を毎回しています。

文化ってなんだっていうと、デザインしてやっていけるって思っていなくて。言葉にできない場の空気みたいなものだったりするんで。そもそも言葉にできないようなものを、でも「日々なにをみんな大事にした方がいいと思うのか」とか「大事にしたいのか」というものを、実際に大事にしていくことで育っていくものみたいな。それだけだと言葉にするのが難しいものとはいえ、なにもなかったら意識する焦点もないので言葉にして、コアバリューでまとめたりそれをきっかけにみんなで議論したりしています。

Steve 例え好きなFredがいろいろと例えてくれていますが……。

Fred バンドでいうグルーヴとか。

Justin 良いですねグルーヴ!

Steve ノリとか雰囲気みたいな感じですね。

5つのコアバリュー

Fred 実際ね、言葉にするのが難しくて、そもそもできないようなものだと思うんだけど。基本的にどこの会社も同じだったら「文化」って際立たないので、(文化は)差異だと思うんですよね。あそことあそこが違うよねっていう。「違い」、それが他からの目線とか新メンバーからとか「変わってるね」って、その目線で差異が際立ったときに(文化が)あらわになるっていうか。

それがあらわれるきっかけとか文化のコアって、バリューの文言とかじゃなくてその差異が現れる日々のインタラクションなんですよね。議論だったりふざけあいだったり日々の挨拶の応酬だったり。メンバー間や外の方とのインタラクション(で文化が現れる)。

Steve 社内にいると文化に浸っちゃっているから、なかなか自覚的に「これがTimeTreeのカルチャーだ」って曖昧になっていくものですけど。たとえば新しいメンバーが入ってくると、その人が感じる視点とかで自分たちがより自覚的になったりとかありますよね。

さっきコアバリューの話があったんですが、メンバーの行動指針だったり日々の働き方の指針だと思っています。その5つの中でエンジニアの方々に色濃く出ているバリューってありますか?ちなみに5つは「Why」「学習」「尊重」「自律」「誠実」

5つのコアバリュー

Justin けっこう全部いまいるエンジニアたちを表す言葉としてうまく表現できているんですよね。もちろん人によって多少の強弱はあると思うんですが。たとえば「Why」でいくと、いまの開発のスタイルは最初からディレクターが「これをやります」「それを作ってください」と進めるわけじゃなくてみんなで議論しながらものを作っていて。TimeTreeのエンジニアの特色のひとつで、ただモノを作るってことじゃなくて、なにを作るのか、なぜ作るのかにすごくこだわりを持っていると思います。依頼されたものを(そのまま)作ることは基本的にやっていなくて、なぜやるのか、ユーザーにとってどんな価値があるのかにこだわってものづくりをしています。マネージャーがいない組織ということがあるかもしれないけど、自律して軸足となる部分は持ちつつも自分の役割にとらわれず、自分のやるべきだと思ったことはどんどん取り組んでいくようなスタイル、働き方です。

Fred 5つのコアバリューも相互に絡み合っているよね。TimeTreeのみんなは「Why」を考えるとか、自主性とかを感じますよね。目的が共有できていたら解決策もいろいろあって、もっと良いやり方があるんじゃないかって考えられて、その良さを感じますね。

Justin モノをつくるときに「これをつくりましょう」となると「これをつくる」ってフレームの中で物事を考えてしまうんですけど。「なぜやるのか」に立ち戻って考えることで「なにをつくるか」から考えて根本的な問題解決を目指すことができるところが良いカルチャーだなと感じます。

TimeTreeの「エンジニアあるある」

Steve TimeTreeの「エンジニアあるある」って考えるのも好きだしいろいろあると思うんですが、Justinからいくつか紹介してほしいです。

Justin ラジオで過去に出てきた気がするんですが「コラ画像」ですね。コラ画像をつくるカルチャーがすごく色濃い(笑)。エンジニアが開発するときに(コードを)レビューしてもらっているんですが、レビューをした時に内容が良ければLGTM - "Looks Good To Me”とメッセージをつけて返信するんです。そのときに添える画像をLGTM画像って言うんです。その画像に出来合いのものを使わずにわざわざコラ画像をつくって貼り付ける。

Steve そのために頑張って画像つくっているひとたくさんいますもんね(笑)。

Justin レビューをするためじゃなくてコラ画像を貼りたいから頑張ってレビューしますみたいな、逆転現象があったりしますね。そこも含めて面白いですね。

Steve Fredから見てなにかありますか?

Fred あんまり「エンジニアらしさ」とか意識しないのかもね。テーマからそれちゃうけど(笑)。みんな最終的にやりたいこと・達成したいことはなんだっけ?って考えながら相談に乗ってれる。みんなそれぞれのユーモアがあって面白い。

Steve 相談に乗ってくれるは本当にそうですね。ダメとか出来ないって言われたことが一度もなくて。あとエンジニアがものすごく話す。Slackでの会話の量が圧倒的ですよね。timesでみんな毎日ものすごい量つぶやいている。あれはすごいなって思います。エンジニアって大体なにしているか分からないんですよ僕らから見ると。

Justin あはは(笑)。そうですね。TimeTreeはリモートワークでも働ける会社なので、自分たちがいまなにをやっているのかって自然と発信する場として、クローズドな場じゃなくてオープンな場で議論する土壌がありますね。オープンな場で発言をしておくと、必ずひっかかった人がリアクションしてくれるだろう、意見をくれるだろう、みたいな期待を暗黙的に持っているというか。そういう状態があるからこそ発言しようってなっているかも。

Steve とても1回じゃ終わらないカルチャー編のラジオですが、いまTimeTreeは絶賛エンジニアを大募集中で。少しでも興味・関心・触手が動いた方がいたら……

Justin 気軽に質問していただけるともっとTimeTreeの魅力をお伝えできるかなと思います。

Steve また今後も回を増やして開発の環境とか企画の進め方とかくわしく話せれば良いなと思います! 今日は導入編でしたが「TimeTreeのエンジニアカルチャー」について話しました。ありがとうございました!

Justin, Fred ありがとうございました!

TimeTreeラヂオ 📻

TimeTreeを運営する私たちメンバーが、ふだんの仕事に関係することも、そうでないことも、だいたい15分でひとつのテーマを話しきるインターネットラジオ番組です。 今後も定期的に放送を配信してきますのでぜひ試聴ください! ご意見・ご感想・話してほしいテーマなどぜひTwitterハッシュタグ #TimeTreeラヂオ でお待ちしてます。 過去の配信はこちらから聴けます