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2022年2月16日
アプリダウンロード数130%! 「めざましテレビ」放映の効果を社内へレポートするときに気をつけたこと
こんにちは、Charlie @KogaAkito です。TimeTreeでデータ分析を担当しています。TimeTreeで1人目のデータアナリストとして入社しました。
施策の分析設計や振り返り
ユーザー理解を深める / 知見をためるための調査
データ活用のための仕組みづくり
普段はこんなことをやっています。主なミッションは組織やサービスの成長にむけた意思決定をサポートすること。そのために日々さまざまな角度からサービスを分析して開発メンバーにフィードバックしています。
今回は先日放映されたフジテレビ「めざましテレビ」の効果を調べて社内でレポートした内容を簡単にご紹介します!
まずは概要
2022年2月4日の朝7時台に「めざましテレビ」の”まいにちランキング”コーナーで、「家族で使いたいアプリ」としてTimeTreeを紹介してもらいました。TimeTreeが放映された時間はわずか30秒ほど!
放映された内容は以下の通りでした。
「家族で使いたいアプリ」ランキング 1〜5位 というコーナー
2、3位は写真共有アプリでまとめて長く紹介された
タイムツリーは1位で紹介(7:41〜7:42)
無料で共有カレンダーが作成できる
リアルタイムで通知
予定ごとにチャットできる
実機を使ったデモがあった
レポートのWhy
今回の社内レポートは2つの視点からテレビ放映のインパクトをまとめました。
分析レポートのWhy
1. ダウンロード施策として今後効果予測を立てやすくする 2. バックエンドチームがシステム負荷の予測を立てやすくする
この"Why"はとても大事です。分析に限らず、社内のほとんどのドキュメントには「なぜこの記事が存在するのか」が明言されています。Whyに続いてSummaryがあるので、その部分を読むだけで大体のことがわかるように工夫されています。
今回のレポートは認知施策で計画されていたものではないのでWhyは簡単に2点を明記しました。内容は起こった変化を詳しくまとめて、今後必要なときにいつでも引き出せることを主眼に作成しました。
TimeTreeの分析環境
ちなみに、簡単にTimeTreeの分析環境について紹介します。Google Analytics や Firebase のほかに Amplitude を採用していて誰でもGUIで分析できます。
複雑な分析はBigQueryに保存しているので Re:dash 経由で集計して必要に応じてSpreadsheet や Re:dashで可視化したのちに、社内で共有するレポートは Notion にまとめています。
テレビ放映の効果
ダウンロード効果の算出は初回起動のログを前週比の差分で集計しました。ざっくりではありますが、簡単に曜日の変動を取り除きつつ放送のダウンロード影響を確認できます。
実際の効果はこんな感じでした。

雑観
紹介は30秒程度だったのに1日継続的に新規ユーザーが増えた
普段のデイリーダウンロード数から 約130% の効果があった
普段のダウンロード数も十分高い水準だが一般的にはかなり良いダウンロード効果
アプリストアのランキング向上にも大いに寄与した
レポートで数値を可視化したことで 放送終了後〜翌日までインストールが多い状態が続いている こともわかりました。
これは「とりあえずインストールだけして実際に開くのは落ち着いてから」な人が一定数いること、「TimeTreeの特性上ダウンロードした人がパートナーに勧めてさらにダウンロードが広まりやすい」ことが要因で考えられます。
あわせて アカウント作成到達数 も可視化しました。

調べてみると「ランキング1位で便利そうだからとりあえず使ってみよう」と、とりあえずアプリをダウンロードするよりもう一歩踏み込んだ行動が起こっていました。また放映を見たことでTimeTreeを思い出して再度ダウンロードする層も若干増えていました。
まとめ
今回はテレビで紹介されたときのダウンロード効果をご紹介しました。このようなドキュメントをつくるとき、ふだん気を付けていることをご紹介します。

WhyとSummaryで言いたいことが伝わるようにする
Whyで立てた仮説や問いにSummaryでわかりやすく答えています。
読む人が興味を持っているのはWhyに対する答えであり、その途中経過ではありません。分析や数値を扱うことが好きな人でない限り「その結論がどう導かれたか」に興味がある人はあまりいません。
もちろん理屈がしっかり通っているかというのは重要ですが、伝わらない分析にはもっと意味がないと考えています。なので、自分が書くドキュメントは最初の2段落で伝えたいことが伝わり、残りは補足の情報として読みたい人が読んだらいいという構成にしています。
非同期でも伝わるように書く
ドキュメントを書くのは非同期で知見を共有するためなので「共有のMTGを設け、口頭で補足する」といったことが必要ないように書いています。
主語や目的語を略さない、略語やカタカナを使わないことで新メンバーにも伝わり半年後にもわかるドキュメントになる。慣れないとコツが必要ですが、自分は1週間前に書いたドキュメントを読み返したりして、わかりにくいと感じたところを補うようにしています。
以上、すごく簡単に社内レポートの内容と作り方のポイントをお伝えしました! テレビの効果ってやはりすごいですね……。
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