TimeTreeのオープン社長報は、CEO Fred(深川 泰斗)が社内に向けて書いた、いま考えていることやメンバーに向けたメッセージをだれでも読める公開版としてお届けします。
第6回目は『すぐ例え話』です。
僕はすぐ例え話をします
僕はすぐ例え話をします。Slackに絵文字もあったりしますが、ふざけてるわけじゃなくて重要だと思ってやっています。(もちろん、絵文字でリアクションが欲しいってのもあります)
他人になにか物事を伝えるのは本当に難しいです。例えば、道案内みたいな「物理的に存在する既存のもの」で、「目的地に行く」という動機も目的もはっきりしている場合でも難しいのに、戦略みたいな抽象的な概念や、アプリの新しい機能みたいな、いまはまだ存在してないものならなおさら難しい。
なるほどね!と腹落ちする、自分ごととして興味を持つ
伊藤羊一さんが著書『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』、聞いている相手が頭の中で理解を構築するには「これがこうなって、こういう結果を生む」みたいな理屈と、「なるほどね!と腹落ちする、自分ごととして興味を持つ」共感のふたつが必要だと書かれていました。
いきなり、筋道やロジックを説明しても「それを聞いて自分の行動にどう影響するのか? 自分の視点で見たときにどこに面白みを感じるのか」などがなければ、頭には入ってこないというわけです。
そして、この「なるほどね!と腹落ちする、自分ごととして興味を持つ」、つまり自分の経験や理解の枠組みに重ねて捉えてもらうには、基本的には「ビジュアル」で伝えるしかないのです。よくビジョンとか説明するときに、それを実現したときの世界観をイラストで表現しますよね。
「例え話」は「腹落ち、興味・共感」を言語で可能にするもの
「例え話」は、基本的にビジュアルで伝えるしかない「腹落ち、興味・共感」を、言語で可能にするものなんです。
インターネットサービスを開発したことがなくても、野球で例え話をすると、野球を知ってる人なら、野球のルールや構造と、野球にまつわる嬉しさや苦しさなどの感情と、ふたつ合わせて納得しやすい。
というわけで、いつも「ロジックとしての理解」と「感情的な納得」のバランスに配慮して、例え話を多めにしているのでした。
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