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2022年9月6日

構造の力|TimeTreeの #オープン社長報

オープン社長報

TimeTreeのオープン社長報は、CEO Fred(深川 泰斗)が社内に向けて書いた、いま考えていることやメンバーに向けたメッセージをだれでも読める公開版としてお届けします。

第7回目は『構造の力』です。

前回、他人から納得や腹落ちを得るために「例え話」がいかに重要かという話を書きました。今回は、納得の上で、内容を理解してもらうために重要な「構造」について書きます。

他人に納得してもらい内容を理解してもらうために重要な「構造」

僕なりの理解、活用なので間違いは多々あるかもしれません。「構造」を辞書で引くとこのように出てきます。

一つのものを作り上げている部分部分の材料の組み合わせ方。また、そのようにして組み合わせてできたもの。仕組み。(デジタル大辞泉)

要素がバラバラのまま話すと、聞いてる人は頭が散らかって理解しにくいです。そこで、構造を示すことで各要素の意味づけがわかりやすくなり、記憶しやすくなり、検討しやすくなる。

構造の形

構造の形にもいろいろあります。起承転結みたいな物語だったり、A案、B案みたいな並列だったり、問いと結論みたいなものだったり、インプットとアウトプットみたいなシステムだったり……etc。

いずれも、アイデアやファクトや意見などの諸要素を、「どういう切り口の差異で整理するか」が重要です。

例えば「週末どうする?」という議論について考えてみます。

  • 焼肉食べたい

  • 自然に触れたいので公園でもいこうか

  • 登山行きたい

  • いや自分は家でゆっくりしたい

  • 昼に雨降るらしいよ……などなど

発言=要素がいくつかあがったときに、差異の軸で諸要素の関係を整理してみます。

  • やりたいこと / その参考情報

  • 昼できること / 夜できること

  • インドア / アウトドア

この場合は「どの案にするか?」という並列構造が良いと思います。

  • A案. 家でゆっくりして晩ご飯に焼肉屋

  • B案. 公園にいってバーベキュー

この場合「差異」はインドアかアウトドアかどちらか? に集約されていきますよね。構造化できれば、諸要素は入れ替えても問題なく成立するので、より良い案が出ないか検討しやすくなります。

まとめ

  • 要素を整理するための「差異」を頭の中で洗い出してみる

  • どの「差異」を軸に構造化するとより本質的なポイントが炙り出せるか、論点がはっきりするかを検討して、それを構造化してみる

  • 構造化した後は、その関係に応じてより効果的な諸要素がないか入れ替えてみる

このようにすると考えが整理しやすく、共有して同じ土台で議論しやすくなったり、アイデアを発展させやすくなるという利点があると思います。

(うまく説明できなかったかもしれない……)

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