TimeTreeのオープン社長報は、CEO Fred(深川 泰斗)が社内に向けて書いた、いま考えていることやメンバーに向けたメッセージをだれでも読める公開版としてお届けします。
第7回目は『構造の力』です。
前回、他人から納得や腹落ちを得るために「例え話」がいかに重要かという話を書きました。今回は、納得の上で、内容を理解してもらうために重要な「構造」について書きます。
他人に納得してもらい内容を理解してもらうために重要な「構造」
僕なりの理解、活用なので間違いは多々あるかもしれません。「構造」を辞書で引くとこのように出てきます。
一つのものを作り上げている部分部分の材料の組み合わせ方。また、そのようにして組み合わせてできたもの。仕組み。(デジタル大辞泉)
要素がバラバラのまま話すと、聞いてる人は頭が散らかって理解しにくいです。そこで、構造を示すことで各要素の意味づけがわかりやすくなり、記憶しやすくなり、検討しやすくなる。
構造の形
構造の形にもいろいろあります。起承転結みたいな物語だったり、A案、B案みたいな並列だったり、問いと結論みたいなものだったり、インプットとアウトプットみたいなシステムだったり……etc。
いずれも、アイデアやファクトや意見などの諸要素を、「どういう切り口の差異で整理するか」が重要です。
例えば「週末どうする?」という議論について考えてみます。
焼肉食べたい
自然に触れたいので公園でもいこうか
登山行きたい
いや自分は家でゆっくりしたい
昼に雨降るらしいよ……などなど
発言=要素がいくつかあがったときに、差異の軸で諸要素の関係を整理してみます。
やりたいこと / その参考情報
昼できること / 夜できること
インドア / アウトドア
この場合は「どの案にするか?」という並列構造が良いと思います。
A案. 家でゆっくりして晩ご飯に焼肉屋
B案. 公園にいってバーベキュー
この場合「差異」はインドアかアウトドアかどちらか? に集約されていきますよね。構造化できれば、諸要素は入れ替えても問題なく成立するので、より良い案が出ないか検討しやすくなります。
まとめ
要素を整理するための「差異」を頭の中で洗い出してみる
どの「差異」を軸に構造化するとより本質的なポイントが炙り出せるか、論点がはっきりするかを検討して、それを構造化してみる
構造化した後は、その関係に応じてより効果的な諸要素がないか入れ替えてみる
このようにすると考えが整理しやすく、共有して同じ土台で議論しやすくなったり、アイデアを発展させやすくなるという利点があると思います。
(うまく説明できなかったかもしれない……)
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