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2022年2月1日

タイムツリーのたたき台文化とは?——TimeTreeラヂオ vol.024

TimeTreeラヂオポッドキャスト

「TimeTreeラヂオ」はカレンダーシェアアプリTimeTreeを運営する私たちメンバーが、ふだんの仕事に関係することもそうでないことも、だいたい15分でひとつのテーマを話しきるインターネットラジオ番組です。

テーマは「タイムツリーのたたき台文化」の話。

CEOのFred @preface とPRのSteve @ShinyaWatanabe_ で話しました!

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配信の内容を文章でお読みになりたい方はこのままお進みください!


(01:38〜)

タイムツリーの仕事の進め方「たたき台」

Steve 今回のテーマが、FredがTwitterでつぶやいていたんですけど。「タイムツリーのたたき台文化」ですね。たたき台文化って馴染みのないワードなんですけど、たたき上げ文化じゃなくてたたき台文化ですよね。

Fred 思いつきの造語です。

Steve たたき台文化とはなんぞやっていうところを簡単にこう話していきたいなと思っています。たたき台文化、まず趣旨のところをFredにお話いただこうかな。

Fred タイムツリーの物事の進み方、仕事の進め方で、誰か気づいた人が「これちょっと何とかしたくない?」とか、「これってこうしたら、ぐっと良くなるんじゃないか?」みたいな、そういうのを思いついた人がたたき台作って、NotionとかSlackとかで、出してみて。反応があったら集まって進み出す、みたいな。結構あるなと思って。それのことをたたき台文化って感じだなってツイートしたっていう。

Steve 元々ドキュメントと文化というか、テキスト文化が結構あって。物事を自分の考えとかアイディアを結構文章に残すっていうことが多いんですよね。その中でもやっぱそのたたき台。粗々でもいいから自分の考えを企画としてまとめて、みんなが見てる場所に放り込むみたいなとこは確かにあるかもしれないですね。

Fred そうですね。完璧に作り上げてなくて全然いいと思うんですよね。ただ課題とか、これよくなるんじゃないかみたいな着想だけはある状態からですね。たとえば僕とかだと、これ何とかしたいなっていう課題。ドキュメントにするなら、Whyを書いて、やり方は今3つくらい思いついてんだけど、A案、B案、C案って書いて。どれも穴だらけだけど、やりたいことはわかるぐらい。さらに自分でどこで悩んでいるかを書く。A案がいいと思ってんだけどでもなんか「ちょっとこの面ではねー」みたな。悩みポイントも書く感じで僕は提案というか、流すことが多くて。なんかそうすると、A案B案くっつけてこうしたらいいんじゃんみたいな人がいたりとか。全然違う案だしてくれる人とか、試しに作ってみましたとか。そんな感じなん盛り上がっていく。

Steve Howのオプションを書いておくっていうのは結構思考がいろいろ広がって良いと僕も思う。あとFredよくその悩みポイントっていうので、まだ考えられてない詰め切れてないとこんなとこだよっていうのを書いてくれるじゃないですか。あれも見る側からすると、何ていうか、考える余白がかなりあって、アイディア出しやすいですよね。

Fred ある意味、一緒に考えて欲しいっていう。助けを求める声みたいな感じかもしんない。

Whyを軸にみんなで理解を形作っていく

Steve 割とFredのスタイルはタイムツリーの標準かなっていう感じがあって。みんな必ずどんな企画書でも、企画書にしなくてもSlackのメッセージとかでも書くことあるんですけど、背景とWhyは絶対外せないですよね。そこは誰でも明確に書いてる気がする。

Fred あとなんかね本当ミーティングのときとかに、空手で誰も何も用意なく臨むってことはなくて、なんか最低でも1人は絶対たたき台作って感じですね。よくあるのは、僕も作ってきた僕も作ってきたって、2人3人ぐらい見せ合って、議論スタートみたいなとか。またそれでいいところがある。1人で悩んで完璧だと思われるところまで仕上げて企画にしてってやると時間かかるけど、それが巻き込みながらスピーディーに行くのもあるし。あと企画立ててもそれが何か会社の仕組みやり方、業務改善とかだとしても、ちょっと1人で企画して1人で実現はできないんじゃないですか。協力が必要だったり、プロダクトでも別に1人で作れるわけじゃないから。みんなと結果的には作ることになるわけですね。そのときにたたき台に、いやこれこうじゃないああじゃないってみんなで口らしいしてこう議論した方が、その関わるみんなの頭の中にも、これはこういうことで、ここが良さでとか。理解が形作られるんですよね。いざ実行しよう実現しようというときに、理解度が揃ってて。すごくスムーズ。クオリティも高くなるとか、うまくいくとか。

Steve 綺麗に整った完璧な企画書よりもやっぱり考える余白がかなりあるから。そこで自分を考えて自分ごとになっていくみたいな。

Fred なんか、読んですぐ理解できるみたいに人の理解の構造ってなってないじゃないすか。そこにね、インタラクションがあったりしてやりとりがあったりして、だんだんだんだんこう理解が形作られる。というモデルだと思ってるんで。

たたき台の盛り上げ方

Steve インタラクションって話も出てきましたけど、タイムツリーならではなたたき台の盛り上げ方みたいなのってあるんですよね。

Fred やっぱりアクションで盛り上がるのもあるし、自分のテンションも。自分でもこんなふうなこと考えたんだけど、これどうかな、やる意味あるんだろうかとか。自信なかったりするときも、Slackとか投げてみんなからリアクションつくと、自分も盛り上がるし、みんなも盛り上がる。ちょっと話してみようぜみたいになる。リアクション大事ですよね。Slackはリアクションたくさんできるけど、Notionにリアクションなくてそれが残念だったけど、それをツイートしたら社内で作ってくれたっていうのありますかね。

Steve つい最近1年ぐらい使ってますかね。Notionを使い始めて、唯一前回使ってたツールと違う点としていいねボタンがないっていうのが。結構当初から言われてましたよね。作ってくれたのがエンジニアがiOSエンジニアのStudなんですけど、当初からいいねボタン欲しいというのは観測してたと。今回ちょっと手が空いたのか、片手間で作ってくれて、すごい早かったですよね。反応してから。

Fred これはもうたたき台っていうか、ただ願望を言ったら作ってくれた(笑)。

Steve それでChrome Extensionで、ブラウザChromeで動くような、いいねボタンの仕組みを作ってくれて。社内で今のところ限定公開なんですけどね。

Fred なんかたたき台をあげたら、誰からもリアクションなくて、スベることも多いんですけど。それもいいかなと思って。機が熟してなかったりとか。スベってる様子まあいいかなと。健康的かなと思って。

Steve そういう様子を見ていくつかのタイムリーミームも生まれたりしてますしね。「スベるのも仕事」っていう。Fredによくつく絵文字なんですけど。

Fred それも仕事です。

Steve 機が熟したっていうのも、うちのミームの一つですよね。

Fred そうだね。あるもんね機が熟すって。

Steve 何度か同じアイディアが出続けて、ようやく機運が高まるみたいな。Fred的にSlackだともらって手応えを感じるリアクションってどんなのがありますか? スタンダードなのだと、「良さそう」っていうスタンプ。

Fred YATTEIKIとか。完全同意とか。

Steve そういうのがつくとなんかちょっと手応え感じられますね。あの親指のグッドの絵文字だけだと、なんかちょっと手応え足りないですよね。

Ferd あともうこれは駄目だったってのは「既読」(笑)。わざわざね「既読」って文字があって、リアクションではないけど読んだよっていうのを伝えるために押される。

Steve 多少の優しさがそこにね、あるんですけど。実はね結構本当にたたき台から発生したプロジェクトとか、それこそ開発の案件とかいろいろあるので、そういうのも今後ちょっと紹介していきたいなと思ってます。今日はタイムリーのたたき台文化について簡単に紹介しました。

Ferd ありがとうございます。

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