「TimeTreeラヂオ」はカレンダーシェアアプリTimeTreeを運営する私たちメンバーが、ふだんの仕事に関係することもそうでないことも、だいたい15分でひとつのテーマを話しきるインターネットラジオ番組です。
テーマは「2021年の学び」の話。
CEOのFred @preface とPRのSteve @ShinyaWatanabe_ で話しました!
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(2:17〜)
「今年の目標」は儀式、目標をたてる行為に意味がある!
Steve あけましておめでとうございます!
Fred あけましておめでとうございます。
Steve はじまりましたね。2022年寅年、Fredはどんな年末年始をお過ごしでしたか。
Fred ひたすらどこにも行ってないですね。喫茶店と家を往復してた。本読んで、いろいろ考え事をまとめて、みたいなことをずっとやってた。
Steve いいなー。Fredは今年挑戦したいことは……。
Fred 歌、上手くなりたいなと思って。
Steve それはなぜですか、紅白を見て思い立ったんですか。
Fred いや、去年から言ってるんすけど(笑)。なにか練習するっていうか、学ぶっていいですよね。僕、元々歌うんですよね、ギター弾きながら。リモートワークやりだして家で歌ってたんだけど、ミーティングとミーティングの間5分間とか空いたら、1曲歌うみたいな。録音してみたら「下手だな」と思って。それで上手くなりたいっていう。
Steve ミーティングの間の歌は、別に誰に聞かせるわけでもなく、1人で。ボーカルトレーニング通いだして。ちょっとSlackのtimesでもつぶやいてましたよね。
Fred (講師のひとから)毎日腹筋してくださいって言われて、いや毎日したら筋肉休ませる時ないからおかしいぞと思って、そこのスクールはやめた……(笑)。
Steve 僕は仕事だったんですけど、TimeTreeから発信するコンテンツを、もっと新しい形の発信をどんどんしていきたいなっていう、すごい真面目な回答をしてみました、年始なので。
Steve 今日のテーマなんですけど、冒頭に挑戦みたいな話をしたんですが、今年の目標とか抱負みたいな話じゃなくて、「去年1年学んだこと」を話してみたいなと思ってます。ツイッターとかを見ていると他の人に批判ではないんですけど、世の中の人たちって、年末年始に、今年の目標とかって立てるの好きじゃないですか。でも今年はこれやるぞみたいなのを、その後実際振り返って達成できたかみたいなことやってる人って、意外といないんじゃない。どうですか。
Fred でもこれ、お正月に神社で、ぱんぱんって柏手打つのってあれなぜ打たなきゃいけないかってないじゃないですか。正月らしさを演出するためで、たぶん目標もそうですよ。
Steve なるほど、儀式めいたところがある。年始に、よっしゃこれやるぞみたいな目標を立てるっていう行為自体が意味ある。
Fred そうそう。トラッキングしなくてもいいんじゃないかな(笑)。
Steve なるほど、僕が相当意地悪な視点で見ちゃってたんですね。でも、その目標がどうだったのかみたいなところって、実はあまりこう話題にされなかったりするんですけど。なので、僕は何か年始にどーんと目標立てる、ていうよりも、その前の年でどういう学びだったのかっていうのを振り返る方が好きというか、大事に思っていて。なので今日のテーマは去年1年、2021年で仕事を通して、学んだことっていうのをわりかし真面目にちょっとFredにも聞きつつ話してみたいなと思ってます。このテーマはいつものごとく直前に何か話したいっていうのをFredに送ったら、メモを送ってくれてすぐ。このメモってFredなんですか、即興で書いてくれたんですか。
Fred 毎日日記書いてるんすよね。
Steve 知らなかった(笑)。
Fred 毎週その週の日記を見ながら、「週の振り返り」をやってて。その中で今週学んだことみたいのを書いて、それをザーッて見ながら「こんなことあったな」っていうのをペロッとまとめたのがこのメモです。
Steve なるほど。なんかその目標を振り返ったりとか、ちゃんとPDCA回してる人いないんじゃないかって冒頭に僕言ったんですけど、大変失礼しました。いましたね。
Fred でもこれね、年始の目標とは絡んでない、関係ないね(笑)。
Fredの大発見「不安がエネルギーの源泉」ってどういうこと?
Steve その毎日、毎週更新しているメモの中から仕事を通じて学んだことっていうのでいくつか送ってくれてまして、何か印象に残った学びってありますか。10個ぐらいあるんですけど。
Fred なんかこう、雷に打たれたじゃないけどガーンってきたのは、「不安がエネルギーの源泉」みたいなのって、そうなのかって気づいたというか。
Steve Fredのエネルギーの源泉は、前回話したヴィンランドサガ、漫画と不安、この2つなんですね。
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Fred 何だろうな、エネルギーの源泉といったら違う……。源泉は怒りなんですけど(笑)。世の中への怒り、憎しみなんだけど。不安はやっぱすごい嫌じゃないですか。スタートアップとか不安だらけ、わかんないことだらけだから不安でストレスフルだから不安がない状態を夢見ちゃうんだけど。
うまくいかないことの方が本当に多いので、だから嫌だ嫌だって思ってたんだけど。僕コーチング受けてるんですけど、コーチに「それなかったらどうなのかな」みたいなことを言われて。不安なかったらハッピーなのかなって、すごいそれを夢見てたけど、そこを掘り下げると、「何か不安だからこのままだとこれはこうかもしれない」「ちょっとこっちの手も打っておこう」とか、「この先ちょっと今のままじゃ駄目でこうなんなきゃな」とか、何か不安があるから次のアクションが出るとか主張できるみたいな。
そういうエネルギーの源泉と言ったらあれだけど、やっぱ行動の元になってるっていうか、不安があるから動けていけるんだなと思うと、ただただ嫌がるもんじゃないなって思って。なんかちょっと上手に付き合えるようになった気がする。不安はエネルギーっていうやつですね。
Steve 確かに、いろんな行動のきっかけって不安かもしれないですね。
Fred 割とネガティブな感情とかって邪魔みたいに思うけど、不安とか孤独感とかも大事だなって思うように、段々そこから紐解いていろいろなってきましたね。孤独感はね、その不安もやっぱり100%はみんなと共有できなかったりとかするじゃないですか。そういうのを共有できなさがあるから、いろいろチームでやっていくエネルギーだったりとか、大きなことに向かうエネルギーになるんだな、って思ったりしますね。
Steve 哲学的であり、ちょっと僕はまだその境地に達していないっていうあれもあり、学びがありますね。そういう話が割と他の送ってくれたメモにも、結構繋がってくる話かもしれないですね。
Fred あと、熱量とか無尽蔵じゃないって書いてたんですけど。勝手に湧いてくるもんじゃないんだなって思って。だからこれも希少性のあるリソースの一つで、それがちゃんと補充できるっていうか、湧いてくる仕組みだったり、これちゃんと休むとかも仕組みの一つだけど。休むとかその不安孤独とかに目を向ける、とかそういう熱量みたいなのを無尽蔵に当てにしちゃ駄目だ、ちゃんと育てなきゃいけないんだなとかも思ったね。
Steve 熱量って例えばどんな……。よっしゃやるぜ、みたいな? そういうのは無限に心の中から湧き出てくるものではないと。
Fred そうですね。それとか……忘れたりするのかな。この辺うまく言えないけど、不安とか全部絡んでて、エネルギーであるけど、そこにあまりとらわれてしまうと、元々何を目指してたんだっけとか、見失ったりするよね。トライアングルがあるみたいな気がするな。
Steve 面白いですね。その熱量のところのメモに、「私情、私欲を捨てる」って書いてあるんですけど。自分が成功したいからとか、自分が目立ちたいからみたいなことは捨てて。
Fred そうですね。これはリーダーシップみたいなこととかにも絡むけど、結局自分だけのために頑張り続けるとか無理だな、その熱量を別に僕自分のためだけに使うわけじゃなくて、僕の熱量って会社のリソースにしないといけないと思っていて。僕の熱量が私情から来てたら、それは会社の熱量にはなんないですよね。みんなFredを喜ばせるために頑張るぞっていう話ではないので。だから、世の中とか大きなものと結びつけて、熱量の源泉持ってないと役割を果たせないなって思って、それで私欲を捨てるって書いたのかな。意味が欲しいというか、何で集まって働いててっていう、その意味はミッションとか、ブランドプロミスとかに記されてるんだけど、やっぱそれが生きたものになるにはそう書いてるだけじゃ駄目だっていうとこなのかな。非常に難しいですね。
Steve いや、でもなんか凝縮されてますね。去年1年で学んだことというより、TimeTreeを創ってこの7年で学んだことの凝縮版みたいな。
Fred 同じことを何回も改めて知り直すみたいな感じですけどね。
Steve ちなみに今日収録にHazelもいるんですが、去年1年で何か学んだことありましたか。
Hazel 諦めないで最後まで、自分が納得するまでやりきる(笑)。
Steve それはあれですね、TimeTree入社の経緯ですね。ちょっと面白いネタなんで、またどこかの回でやりたいんですけど。
Fred それだけフィーチャーした方がいいね(笑)。
これからは「存在感の示し方」が働く時に大事
Steve 僕も仕事で学んだこと。Fredが書き下ろしてくれたTimeTreeの年始の挨拶ツイッターに載せたんですけど、「新しい働き方とか生活の様式が当たり前になった1年だった」っていうのをがあって。2021年はまさにその通りで、仕事の仕方っていうところで結構僕は学びがあってですね。リモートが当たり前になると、誰かの慮る、空気を読むみたいなことができなくなる、必要じゃなくなる働き方になったなと思って。オフィスで顔を向かい合わせていた時は、何かちょっと今日忙しそうだなとか、今日はちょっと調子悪そうだなみたいなわかったんですけど、今それ全然伝わらないじゃない。ただその空気読み力みたいなものが、発揮できない且つ、発揮しなくてもよかったんだなっていう学びが去年1年ありましたね。
Fred わかんないもんね。様子はね。
Steve そう、わかんないものはもうしょうがないと、わかんないものを無理してわかろうとしなくてもいいんだなっていう、非常に抽象的な話なんですけど。
Fred でも、存在感の示し方みたいなのが重要ですね、それぞれの。Slackでランチ行ってきますっていうとかもそうだけど。
Steve そうですね。だから、今まで空気を読む側が結構大事だったんですけど、これからは空気を読んでもらいたい側の発信とか、何か存在感の示し方みたいなのも大事になってくるんだなっていう感じですかね。だから、それが結構これからの働き方のスタンダードになるんじゃないかっていう。
Fred oViceとか、メタバースみたいなとかでも、それぞれプレゼンスの表現の仕方って新しくなってくると思いますね。Slackも書いた方がいいこともあるけど、全部書けばいいって話してでもなくて。何か作法存在感の示し方って新しく文化ができてくるとは思いますね。
Steve チームによって会社によって、その示し方もいろいろ作法という言葉もでましたけど、あると思うんですよね。
Fred うちだとお休みなのに絵文字のリアクションだけついたりすることを、霊圧を感じるっていう(笑)。
Steve 大事ですよね。こんなところで少し真面目な回、今年の挑戦と、去年1年の仕事を通じて学んだことということで話してみました。
途中ちょっと話題に上がったHazelの去年の学びは、またちょっと回を改めてお届けしたいなと思っております。ありがとうございました。
Fred ありがとうございました。
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