TimeTreeは毎日試行錯誤しながら、私たちらしい働き方を模索しています。その中でも特徴的な制度に「出退勤時間の自由(フルフレックス制度)」と「働く場所の自由(リモートワーク制度)」があります。
このふたつは、働くメンバーがパフォーマンスを発揮して良いサービスをつくるために必要な制度を、みんなでデザインしてきた結果生まれたものです。決して福利厚生の充実や、会社の旺盛なサービス精神ではありません。
いつ出勤して、いつ退勤してもいい。どこで働くかも自由に選べる。これだけ見ると「かなりユルい会社」と思われてしまいそうですが、明確な目的があります。
今日は私、CEOの深川がTimeTreeが実践する働き方と、その理由を紹介します。
世の中のあらゆる「不」に立ち向かっている
創業当時のオフィスの様子
TimeTreeを立ち上げた当初、創業メンバーでどんなチーム・組織にしていきたいかを話していたときに「目的の分からないことはしない」と決めました。
私たちのようなスタートアップは、世の中の「不便」「不合理」「理不尽」などあらゆる「不」に立ち向かってがんばっています。自分たちの働き方にも「なんのためにやっているのか分からない」ことがあってはいけないと考えました。
たとえばフレックス制度を導入していて、勤務時間があと○○時間足りないから仕方ないが残業をしよう.......とか。
「何時間働いたか」「どこで働いているか」には、あまり意味がない
よく近くの公園を散歩しながらみんなで議論していました
現代は不確実性が高く、変化のスピードが驚くほどはやい。そんな世の中では、自由・自律をベースにした組織こそが「時代に受け入れられるサービスを提供できる組織」なのではないか、という予感がありました。そう感じた理由が3つあります。
多様なメンバーの「気づき」が新しい価値やスピードを生み出す 顕在化したニーズが少なく、不確実性が高く、変化がはやい現代。だからこそ、多様なメンバーの「気づき」を活かすことが、新しい価値創出や今までのやり方にとらわれない革新とスピードを生む。
メンバーの生活の中でプロダクトのクオリティが磨き上げられる 働き方の自由とはすなわち、メンバーそれぞれの生活の自由を最大化すること。生活があり、その中から課題の実感が生まれる。世の中をより良くするためのプロダクトに根拠と説得力と細部の気配りが生まれる。
「何時間働いたか」「どこで働いているか」と「成功」に因果関係がなくなっている たとえば、車を作ればつくるほど売れた時代は「決まった時間に100人が同じ作業をして同じ車を最大限作り出す」ことが重要。しかし、今は作業=仕事ではない。なにが必要とされているのか分からない中で、今は存在しない、でも必要とされるものを正しく作る。それを広く届ける。満足し続けてもらう。ここに価値がある。 「何時間働いたか?」や「どこで働いているか?」にほとんど意味がない。
賃金控除をしていません
TimeTreeは、遅刻・早退・欠勤・所定労働時間に満たないなどの理由で賃金控除をしていません。先にも書いた通り、働いた時間や場所に価値を置いていないからです。
手を動かすこと。創造的に発想すること。チャレンジすること。会社や組織、自分以外のだれかを思ってアクションすること。これらに価値があると考えています。
それはTimeTreeの5つのコアバリュー(Why・学習・尊重・自律・誠実)にも明文化しています。
とはいえ、勤怠打刻は必要です
出退勤がいつでも自由。どこで働いてもOK。とはいえ、メンバーにはちゃんと毎日システムを使った勤怠打刻をお願いしています。これにもきちんと理由があります。
そもそも法律で定められています TimeTreeで働くみんなが安全で平和に暮らすために、会社が社員の勤務状況を記録することは労働基準法で定められている義務です。
メンバーの心身の健康状態を把握するため みんなの心身の健康状態を把握して、体調不良や疾病予防に努め健康を育む。そのための手段の一つとして労働時間を記録・確認しています。
さいごに
もちろん、TimeTreeの今の働き方が絶対ではありません。
「時代に受け入れられるサービスを提供できる組織」でなくなるならば、働き方を変える必要があるでしょう。世の中の状況や組織の状況にあわせて、メンバーみんなでより良い働き方を模索していきたいです。
私たちの考えに共感してくれて、一緒に挑戦してくれる仲間も絶賛募集中です!詳細はこちらのページをご覧ください。