メンバーインタビュー用

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2021年11月23日

「日本で働きたい」から「TimeTreeで働きたい」へ。多様な価値観が集まる職場でフィンランド出身のユーザーリレーションHannaが魅せられた、新しいことに挑戦しつづけ前へ進む勇気

メンバーインタビュー採用

TimeTreeの開発・運営メンバーの働き方や大切にしている考え方を紹介するインタビューシリーズ。今回はユーザーリレーションEssi(Hanna)の働き方を紹介します。

TimeTreeでは、日本だけではなく世界各国から来たメンバーが働いています。国籍は韓国、中国、ドイツ、フランスなどさまざま。エンジニアやデザイナーをはじめ、ポジションを問わず海外出身のメンバーが活躍しており、多様な価値観を尊重するカルチャーを育む重要な要素になっています。

今回はフィンランド出身のHannaに、TimeTreeとめぐりあった経緯や日本で働いてみて感じたことを聴きました!

話を聴いたメンバー Essi ユーザーリレーション TimeTreeでのニックネームはHanna(ハンナ)。フィンランド出身。大学在学中に留学とインターンシップで来日。その後フィンランドに戻り、2019年に株式会社JUBILEE WORKS(現 株式会社TimeTree)にインターンとして参加し、2020年2月に入社。ユーザーリレーションチームで海外ユーザーの対応を担当する。

日本留学後に一度フィンランドへ帰国、それでも再来日しTimeTreeへ

——まず自己紹介をお願いします!

ユーザーリレーションチームのHannaです。海外ユーザーとのコミュニケーションを担当しています。今は日本で暮らしていますが、出身はフィンランドです。ニックネームは本名のミドルネームを短くしてつけました。フィンランド人はミドルネームを持っているひとが結構多いんですよ。

——フィンランドはサウナが有名ですよね。Hannaの実家にもサウナはありましたか?

ありましたよ。マンションにも共有サウナがあって、みんなお風呂のように入っています。最近は部屋が大きくなくてもサウナはついているマンションも増えているくらいです。

——部屋の大きさよりもサウナが重要なんですね。サウナ以外のフィンランドの特徴はどんなところですか?

自然が多くて、森がすぐそばにあります。それもあって私は森や山が好きなので、今も週末はよく山へトレッキングに行くんですよ。静かなところでリフレッシュするのは大事ですよね。

——フィンランドを離れても、自然が好きなのは変わらないんですね。Hannaが日本に来るきっかけは何だったんですか?

10代の頃から、日本の文化や音楽に興味があったんです。それで日本に1年間留学して、その後もインターンシップを利用して日本で3カ月働きました。大学を卒業してからはしばらくフィンランドで働いていたのですが、やはりもうちょっと長く日本で働いてみたくて、また日本のインターン先を探しました。

——大学ではどういう勉強をしていたんですか?

観光の勉強をしていました。フィンランドで働いていたときもホテルの接客やツアーコーディネートなど観光にまつわる仕事をしていましたが、いろんなことをやってみたい気持ちがあったので、日本のインターン先を探すときは「幅広い業界の会社を紹介してください」と仲介会社にお願いしました。それで紹介された中にTimeTreeがあったんです。

——ホテルとIT企業ではだいぶ違いますが、「ひとに接する」という点は今のユーザーリレーションの仕事につながる要素もありそうですね。

そうですね。大学ではコミュニケーションについての勉強もしていましたし、目的も立場もどこから来たかも違うさまざまなひとに何かを伝えるというところはつながるかもしれません。

——TimeTreeでインターンとして働いた後、正式にメンバーになったんですよね。なつかしいな。

インターンで働く中で「TimeTreeのことをもっと知りたい」「ここで働いてみたい」と思うようになり、フィンランドに戻ってビザの申請をしました。でも夏に申請してから発給されるまでに6カ月かかったんですよ。日本にいるフィンランド人の友達にも話を聴きましたが、そういうものらしいです。

——こちらでもみんな「Hanna早くこないかな」「やっぱり時間かかるんだね」と心待ちにしていましたよ。

2019年12月にやっとビザがおりて、2020年1月に日本に来て、2月に入社しました。遠い昔のような、つい最近のような、なつかしい話ですね。

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正式入社の動機は「新しいことを試しつづけるTimeTreeが向かう先を知りたい」

——TimeTreeのインターンではどのような仕事をしていたんですか?

今と同じユーザーリレーションチームで、ユーザーサポートとSNSでの発信をしていました。

——インターンとして働き始めてみて、印象はどうでしたか?

働きかたや物事の進めかたをいろいろ研究しているんだろうなと感じました。新しいことを試しているのが面白くて、次のステップが知りたい、どこへ向かうのだろうと興味を持ちました。日本で働きたいという気持ちはもともとありましたが、「TimeTreeという会社」で働きたいという気持ちも生まれました。

——ちなみに、Hannaがフィンランドで経験した職場はどういう雰囲気だったんですか?

チームリーダーはいましたが、みんな自分の意見が言えて平等な感じでしたね。仕事とプライベートは分けて、どちらの時間もしっかり取ります。

そういうところはTimeTreeの雰囲気と近いので、自分に合いそうだと思った理由のひとつでもあります。

——他にインターン中に印象に残ったところはありますか?

みんな自由に働いていて、仕事だけではなくいろんなことに興味がありますよね。それぞれ趣味があって、それを会社が応援してくれる。オフィスにマンガがいっぱい置いてあったり、趣味を共有できる。会社がみんなのやりたいことを応援してくれるのが一番印象に残りましたね。

——そんな2カ月のインターンを経て、晴れてTimeTreeのメンバーになったわけですね。インターンの頃と変化がありましたか?

新しいことや知らないことがいっぱいでわくわくしました。インターンの頃よりも仕事も増えて、覚えることもたくさんあるから疲れることもありましたが、「もっと知りたい」という気持ちがあったのでそれも楽しかったです。

——具体的にはどういう新しいことが?

すべてが新しかったです(笑)。たとえばSNSキャンペーンのプランニングに必要なこと、プラットフォームやツールの使いかたなど、インターンの頃も少しはふれていましたが、本格的に考えなくてはならないことが増えました。

慣れないうちは「こうするといいよ」と助言をもらいながら進めていましたが、今はまず自分から「こうしたい」と案を出して、そこに意見をもらうようになってきました。

世界のさまざまな価値観にふれられるユーザーリレーション

——今、ユーザーリレーションチームは何人でしたっけ?

4人ですね。海外担当が私とCathyで、日本以外のユーザーに英語で対応しています。その他にパートタイムのメンバーが2人いて、得意分野を活かしてサポートしてくれています。

——最近Hannaはどんな仕事をしているんですか?

最近はSNSのプランニングがメインです。先日はTimeTreeの使いかたの動画をユーザーに投稿してもらうコンテストを開催しました。普段の問い合わせ対応ではどうやって使っているかを想像して答えるしかないので、想像もしていなかったいろいろな使いかたを見られて面白かったし勉強になりました。

——普段は文字だけのやりとりですもんね。ユーザーリレーションの仕事で面白いのは他にどんなところですか?

国や地域によって問い合わせかたの傾向に個性が出るのが面白いです。気楽に問い合わせてくれる国もあれば、たくさんの情報を細かく書いてくれる国もあったり。SNSでバズってユーザー数も増えたのに問い合わせの数が増えなかったときは、「この層は問い合わせるよりも自分で解決する傾向があるのかな」と推測していました。

たまに問い合わせにスラングが使われていることもあり、それを調べるのも面白いですね。

——観光とコミュニケーションを学んできたHannaならではの着眼点ですね。去年夏にはローカライズプロジェクトを担当していましたよね。

アプリ内やヘルプページで既に多言語対応している部分の見直しと、新しくイタリア語を追加したプロジェクトですね。アプリ内のお知らせで、翻訳してくれるユーザーを募ってお願いしました。

機械的な翻訳ならばツールでもできますが、「このシチュエーションでこの言葉は使わない」「アプリの中ではこういう言い回しのほうが伝わりやすい」など、実際にその言語を使っているひとの意見を取り入れたことで、わかりやすいメッセージになったと思います。

——TimeTreeを普段から使っているユーザーに声をかけたのもいいですよね。

そうですね。使いかたや使うシチュエーションも元々わかっていますから。私よりも、翻訳してくれたユーザーたちがいい仕事をしてくれたんじゃないですか(笑)。

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——翻訳プロジェクトは言語ごとにチームで手分けして対応したんですよね。一緒に働いているユーザーリレーションはどんなチームですか?

行き詰まったり壁にぶつかったりしたら、みんなで話して解決するチームです。悩んでいることがあれば、定例ミーティングで共有して話し合います。

リモートワークがメインになってちょっとした会話や声かけがしづらくなったときも、週1回チームで雑談する時間をつくりました。仕事の話はしないおしゃべり会です。夜の散歩くらいしか外に出られず、どうしたらいいのか不安な時期だったので、貴重な時間でした。その会は今でも続いています。

——そんなユーザーリレーションチームの仲間と一緒に仕事をする上で、Hannaが大切にしていることはありますか?

私はフィンランド人で、一緒に働く仲間の多くは日本人です。文化も考え方も違うから、物事をいろいろな方向から見るようにしています。今では日本人の考え方がだいぶわかるようになりましたが、まだわかっていない部分もあるかもしれないので。

——日本とフィンランドは距離も遠いし、文化も大きく違いますからね。そのギャップはどうやって乗り越えたんですか?

あまり乗り越えよう、解決しようとは意識していませんでした。いろいろな見かたや解決方法があることを自然に受け入れてきた感じです。今はもう慣れてしまったので、どういう違いやギャップがあったかの具体例も……もう思い出せないですね、すみません(笑)。

TimeTreeの魅力は、挑戦する勇気と失敗を乗り越えて前に進む力

——Hannaから見たTimeTreeの魅力は何ですか?

会社全体でいろいろなやりかたを試しているところと、試した結果うまくいかなかったとしても「次はこうしてみよう」と前に進めるところですね。

新しいことをやるには勇気が必要ですが、みんなと一緒にやるからこわくありません。失敗に落ち込まない姿勢は見習いたいですね。なかなか難しいですが……。

——TimeTreeでは失敗=悪いことにはなりませんもんね。でも結構落ち込むこともあると思いますよ。

そうですね。落ち込んだり自分の気持ちと向き合う時間も、大事かもしれないです。

——そういう時間をとるのもTimeTreeでは許容されていますね。最後に、未来のメンバーへ向けてメッセージをお願いします!

新しいことをやっている会社なので、いろいろな体験ができます。今まで誰もやっていないことを研究して実践しているので、好奇心旺盛なひとや新しいことに挑戦したいひとはぜひ! 私もみんなでいろいろやってみたいです。

——日本の中でもちょっと変わった働きかたをしている会社だから、世界各国のまだ出会えていない未来のメンバーに興味を持ってもらえるといいですよね。Kiitos!ありがとうございました!

聴き手:TimeTree 久保 亮吾(JEDI) テキスト:内島 美佳

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