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2022年5月17日
ゼロからルールやフォーマットを作り上げる醍醐味。みんなが働きやすい環境づくりにやりがいを感じるSelinaが探し続ける、TimeTreeらしい人事・労務。
TimeTreeの開発・運営メンバーの働き方や大切にしている考え方を紹介するインタビューシリーズ。今回は人事・労務 阿部(Selina)の働き方を紹介します。
8年目に入ったTimeTreeは、まだまだみんなで作り上げている真っ最中。社内の決まりごと、各種申請のルールやフォーマットをつくるのも人事・労務の大切な仕事のひとつです。
毎月のルーティンワークだけではなく、ゼロから仕組みを作り上げることもあるTimeTreeの人事・労務の働き方について、Selinaにくわしく聴きました!
話を聴いたメンバー
Shizuka Abe 人事・労務 TimeTreeでのニックネームはSelina(セリーナ)。新卒で一部上場企業の人事部に配属。主に勤怠・給与担当の後、人事・組織運営を担当。その後、法律事務所や未上場、上場企業で人事(主に勤怠・給与(社会保険含む))の経験を積み、ネイリストを目指すためライフスタイルを変更。2019年12月に株式会社TimeTreeにて派遣社員として勤務。2020年9月に人事担当として正社員登用。現在は人事グループにて主に勤怠・給与を担当。人事グループのメンバーと労政、安全衛生関連も担当し、人事関連の社内の仕組みづくりに携わる。
聴き手:TimeTree 久保 亮吾(JEDI) テキスト:内島 美佳
自由な働きかたとスピード感にひかれてTimeTreeへ、9ヶ月の派遣社員を経て正社員に
——まずは自己紹介をお願いします!
人事・労務をメインに、それに関わる社内の仕組み作りを担当しているSelinaです。社労士さんと連携してメンバーの住所変更や結婚・育休などの行政手続きをしたり、毎月の勤怠管理とお給料の計算をしたりしています。ストレスチェックや健康診断も今年度からはじめました。あとは、国の制度変更に伴う各種規程の見直しもですね。
——かなり多岐にわたっていますね。
入社したころより幅広くやらせていただいてますね。派遣社員で入社して、9ヶ月後に正社員になり現在に至ります。
——TimeTreeに入社したきっかけを教えてください。
前職は外資系アパレル企業の正社員で、本国の意向があるので「こういうふうに変えたい」「こうしたほうがいいんじゃないか」と思っても意見が通りづらい環境だったんです。残業時間が多めだったのもあり、働きかたを変えたいと思って転職を考えました。
派遣エージェントで、週4日7時間で自由な働きかたができてスピード感のあるIT企業を希望していたところ、出会ったのがTimeTreeでした。
——派遣社員を希望したのは働きかたを変えたかったからですか?
働きながら2012年にネイリストの資格を取ったんですよ。でもひどい手荒れでネイリストとしてフルタイムで働くのはドクターストップがかかってしまったんです。それで派遣で週4日働いて、残りの3日でネイリストの仕事をしたいと考えていました。
——そうだったんですね。ネイリストの資格試験って難しいんですか?
私が持っているネイリスト検定1級とジェルネイル検定上級の試験はどちらも合格率が45%以下で、なかなか1回では受からない難関と言われています。でも絶対に1年以内に取ると目標を掲げて、無事ミッションをクリアしました。
今は新型コロナで断念していますが、いつか状況が許せばお客様の数を絞ってネイリストとして働けたらと思っています。
——せっかく努力して難関をクリアしたんですもんね。話を戻しまして、派遣社員から正社員になってからなにか変わったことはありましたか?
「ここまでが自分(派遣社員)の仕事」「ここからは正社員の仕事」と雇用形態ごとに取り組む仕事内容の違いはありましたが、派遣社員だったころから意見もすごく取り入れてくれたし、幅広くやっていける環境だったので、あまり変化は感じませんでしたね。
——Selinaが正社員になったとき、僕とAdsチームのMeeがメンターだったんですよね。当時、周りとのコミュニケーション面が心配だと言っていた記憶があります。
そんなこと言ってました? もうすっかり忘れちゃったな(笑)。私の他に派遣社員がいなかったので、どう振るまったらよいか伺いつつ働いていたというのはあるかもしれないですね。
——それで、他のメンバーと交流するSelina会をやったんですよね。
毎回ゲストを呼んで開いていただきましたね。その節はありがとうございました。
あの頃は皆さんオフィスにいたから余計に気になっていたのかもしれないですね。今はリモートで働くメンバーが多く、Slackでのコミュニケーションが中心になったので、逆にオフィスではあまり話す機会がなかったメンバーとも接点ができています。
——今はもうコミュニケーション面の不安はないですか?
はい。皆さんなにかあったらすぐ相談してくださるし、「こうしてくださいね」というお願いにもすぐ対応してくれます。相談しやすい人事になれていたらうれしいですね。
人事グループ内でも、なにかやりたいことがあれば「こんなことやろうと思ってるけど、どう思います?」と雑談のような感じで相談しますし、逆に人事メンバーから相談を受けることもあります。頼もしい仲間たちとよいコミュニケーションが取れていますね。
会社の仕組みをつくることで、TimeTreeの成長を裏から支える
——Selinaが所属している人事グループは、どんなグループですか?
人事全体をみているWindy、給与関係のCony、採用や組織まわりのサポートをしてくれているGrace、そして私の4人でやっています。
Slack上に「team-hr」というチャンネルもありまして、そこで人事グループがどういうことをしているのかを投稿しています。オープンにして大丈夫な質問・相談もここで受け付けています。
——そのグループで、Selinaは最近どんな仕事をしているんですか?
会社内部の仕組みづくりをしています。規則規程の整備とか、それに付随する社内申請のフォーマットづくりがメインの業務ですね。社内メンバー向けのマニュアルを新しく作ったりもしています。
社内の仕組みやフォーマットは一度決められたものをずっと使い続けるのではなく、常に変わっていくものだと思っています。メンバーみんなが使いやすくなるよう、申請フォームやツールの環境も修正・改善していっています。
会社が大きくなるにつれて社会的な責任も増すので、それに応えられる信用づくりのためにも、外部に対して「こうやって正しく会社を運営しています」と説明できる組織づくりは大切だと考えて取り組んでいます。
——そうやってTimeTreeメンバーみんなの働きやすさを支えてくれているんですね。
スピーディかつ丁寧、正確に対応しようと心がけています。なにか不安に思うことがあるからこそ人事・労務に相談や問い合わせをしてくれているのだと思うので、「どうしたらいいの?」と不安な期間をなるべく短縮してあげたい。メンバーが自分の業務に集中できる環境を提供したいと思っています。「時は金なり」でもありますしね。
——いつもスピーディに対応してもらっている側としては、すごく説得力を感じます。
調べたり社労士さんに確認して答えたほうが良い場合には、「お待たせしてしまっているな」と焦りを感じることもあります。もちろん急かされているわけではなく、自分の中だけの焦りなんですけど。
——TimeTreeの5つのコアバリューでいう「学習」ですね。Selinaが特に大事にしている他のコアバリューはありますか?
「Why(なぜ)」の大切さをTimeTreeに入って感じました。人事・労務の仕事には、法や制度で決められていて変えられない部分も多くあります。でも「なぜこのやり方でやっているのだろう?」と考えてみることで、決められたルール内でやりやすい方法を探すことはできます。
決まりだから、ルールだからやるというだけではなく、その中でも創造的な発想で考え、ひとりひとりが会社や自分以外のメンバーのことを思ってアクションを起こすことが大事だと思います。
勤怠管理やリモートワーク手当、働きやすい制度をゼロからつくりあげて喜んでもらえる楽しさ
——これまでに印象に残っている仕事はありますか?
ゆるいパターンとガチのパターンがありますけど、どうします?(笑)
——ええっ、選ぶパターンなんですか? じゃあ両方お願いします(笑)。
ではまず、ゆるいパターンから。面倒に思われがちな毎月の勤怠チェックを楽しくやってもらうため、Slackに勤怠チェック専用チャンネルをつくっています。セルフチェックが終わったメンバーはこのチャンネルに「終わりました」と投稿してもらいます。
最初に勤怠チェックが完了したメンバーにはスタンプでメダルを贈呈をするなど、徐々に勤怠チェックを楽しむ空気が出てきていて、メンバーからも「めんどくさいと思っていたけど、楽しんでできるようになりました」というコメントをもらっています。以前は3日くらいかかっていたチェックが1日で終わるようになりました。
「終わリーナ」のスタンプまで作られ、盛り上がる勤怠チェック
人事関係は、法に基づいたルールや行政の手続き上必要な書類などがたくさんあります。その中で形式に縛られることなく、いかに皆さんの負担にならずに進められるかを考えて仕組みを作り上げていくのは、TimeTreeならではの楽しみがありますね。
——ではガチなほうは?
リモートワーク手当の導入と通勤手当を、定期券代支給から実費支給に切り替えたことによる規則規程の改定と、それに伴う社内申請方法を構築したことですね。
TimeTreeでは以前から場所にとらわれない自由な働き方を推進しており、コロナ禍でリモートワーク率があがったこともあって、さらに自由に働いてもらう環境を構築しようとリモートワーク手当を支給することにしました。それで、その周辺の仕組みも作ることになったんです。
リモートワーク手当に関しては、省庁の方針確認にはじまり、他社での取り組みを調べたり、実際に導入している会社の知人にヒアリングをしたり、さまざまな調査をしました。さらにそれをテキストに変え、他のグループや士業の先生方と連携を取りながら社内にいくつかの導入パターンを提案し、決定したものを規則規程の形にして変更届を出し、ようやく導入することができました。通勤手当についても同じように作り上げたので、同時に2つも大きな改定を実行するのは大変でしたが、すごくやりがいがありましたね。
——ずいぶん大がかりな取り組みだったんですね。こうして聞くまで知りませんでした。
そうですね。制度のアナウンスはFredにお願いしましたし、私が動いていたのを全く知らないメンバーもいるでしょうね。
前職までの経験から「そういうものだ」と思っていましたが、2021年末のワークショップでこの話をしたら「大変だったね」「すごいね」と言ってもらえて、グループのベストトライにも選んでいただけてすごくうれしかったです。
——そういう反応があるとうれしいですよね。
そうですね。人事・労務の仕事って、できて当たり前でミスは許されないシビアなものです。今回も、決まった導入時期へ向かってがむしゃらに取り組んでいたので、自分では特別なことをしているつもりはありませんでした。
でも、改めてメンバーから認めてもらえると「やってよかった」と思いますね。
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ルールの範囲内ならばなんでもチャレンジできる、創造性と柔軟性を最大限発揮できる環境
——まだあまり世の中に発信できていないTimeTreeの魅力はどんなところだと思いますか?
メンバーが自主的にアイデアを出して、企画したことが柔軟に取り入れられる会社だというところですね。なにかをゼロから作り上げることも多いので大変なこともありつつ、やりがいを感じられるのが魅力です。
それに加えて、メンバーがみんないきいきと業務に取り組んでいて、人柄も本当にすばらしいんです。これは入社してみないと分からない部分だと思うので、ここで改めて伝えておきます。
——このインタビュー企画でも、メンバーの人柄を伝えていきたいと思っています。SelinaはどんなひとがTimeTreeに来てくれたらうれしいですか?
戦略的かつアグレッシブに物事を進めていけるひとですかね。このふたつが強化されるとより力強い組織になれるのではないかと思います。
——最後に、未来の仲間に向けてメッセージをお願いします!
自分でアイデアを生み出す創造性と、それを取り入れる柔軟性を持ったひとは大歓迎です。ルールの範囲内であればなんでも試せる環境なので、臆せずチャレンジできる人がいま以上に増えるといいなと思います。
——もっと軽めでもよかったんですけど、すごくカチッと言ってくれましたね(笑)。
軽めでいいんだったら、「一緒に楽しくがんばりましょう」みたいな感じかな。ゆるい?(笑)
——「相談しやすい人事」のSelinaらしくていいと思います。ありがとうございました!
TimeTreeではたらくメンバーたち
メンバーインタビューではTimeTreeではたらく多様なメンバーの声を紹介しています。はたらく環境、雰囲気、メンバーたちの考えなどを知りたい方はぜひご覧ください!
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