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2022年6月14日

入社6年目でAndroidエンジニアからPdMへ転身。新たなマネタイズの柱「TimeTreeプレミアム」プロジェクトでの挑戦、悩み、そして成長

メンバーインタビュー採用

TimeTreeの開発・運営メンバーの働き方や大切にしている考え方を紹介するインタビューシリーズ。今回は「TimeTreeプレミアム」のプロジェクトリード鈴木(Rio)の働きかたを紹介します。

2016年からエンジニアとしてTimeTreeのAndroidアプリ開発に携わってきたRioは、昨年末からTimeTreeのサブスクプラン「TimeTreeプレミアム」プロジェクトのプロダクトマネージャー&プロジェクトリードとして新たな挑戦をしています。

未知の領域に挑戦することで得た学びや困難の乗り越えかたを中心に、Rioの働きかたや大切にしているものを聴きました。

話を聴いたメンバー 鈴木 諒 プロダクトマネージャー 1986年生まれ。TimeTreeでのニックネームはRio(リオ)。2016年11月より株式会社JUBILEE WORKS(現 株式会社TimeTree)に入社。Androidアプリ開発を約5年担当し、2021年末からはプロダクトマネージャーに職種を変え、TimeTreeプレミアムプロジェクトのリードを担っている。

ビジネスの新たな柱、「TimeTreeプレミアム」プロジェクトをまとめるリード役

——はじめに自己紹介をお願いします!

「TimeTreeプレミアム」を開発・提供するプロジェクトでリードを担当しているRioです。去年まではAndroidエンジニアをしていました。

僕がいま担っている役割を社内では「プロジェクトリード」という呼びかたをしています。わかりやすくいうとプロジェクトをまとめるリード役ですね。職種としては「プロダクトマネージャー」という企画職を担当しています。

——Rioはこれまでにも何回かインタビューに参加してくれていますが、1人では初めてですか?

初めてです。(CEOの)Fredと2人でOKRについて話したり、他メンバーのインタビューに同席したりはありましたけど。

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——初の単独インタビューということで、Rioの考えや働き方を深く知れればと思います。TimeTreeプレミアムのプロジェクトについてくわしく教えてもらえますか?

「TimeTreeプレミアム」は今年4月にリリースしたサブスクリプションサービスです。月額もしくは年額料金でアプリがより便利になる機能を提供しています。

TimeTreeのサービスを提供し続けるためにはサービスの運営資金をかせがなくてはいけません。お金を払ってでも利用したいとユーザーに思ってもらえるオプションになるよう、日々模索しています。

このTimeTreeプレミアムの企画や開発、分析をしているプロジェクトです。メンバーは18人で、社内で一番人数が多いんじゃないかと思います。

プロジェクトメンバー以外にも、社内のさまざまなチームやメンバーと連携しています。サービスに関する情報発信をたくさんするので広報チームとも連携しますし、プレミアムの機能として専用サポート窓口を提供しているので、ユーザーリレーションチームともすり合わせが必要です。もちろん取締役メンバーともやり取りしますし、社内で関わっていないひとのほうが少ないくらいですね。

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——Rioは昨年末までAndroidエンジニアをしていて、プロダクトマネージャーに転身してから最初のプロジェクトが「TimeTreeプレミアム」なんですよね。

そうですね。以前に(取締役でCPOの)Louisがリードをしている別プロジェクトで体験させてもらったことはありますが、メインで担うのはこれが初です。

——初めてプロダクトマネージャーを務めるプロジェクトでいきなり大所帯をまとめ上げるのは相当大変そうです。

エンジニアは仕様が決まったらあとは1人で着々と開発していく感じで、プロダクトマネージャーは常に多くのひとと関わりながらいろいろなタスクをこなしていく感じ。それぞれ別の大変さがありますね。

——今日はそのへんの大変さや、どう乗り越えたかも含めてお話を聴ければ!

よろしくお願いします。

エンジニアから未経験の企画職へ、壁を乗り越えられたのは周りの支えのおかげ

——Rioはどういう経緯でリードを担当することになったんですか?

他のリード、LouisとMeeからの推薦があり、僕も「やらせてください」と手を挙げました。

TimeTreeはいま、広告事業以外にも収益の柱をつくるためにマネタイズを強化しています。そんな中でサブスクリプションはどうだろうと社内から声があがり、僕はこのプロジェクトがはじまる前から、個人的に売り上げの試算やアンケートなどの調査をすすめて、Louisと議論をしていたんです。

それで去年12月からプロジェクトがスタートすることになった際、推薦してもらいました。そのときに取締役メンバー内でどういうやり取りがあったかまではわかりませんけどね。

——今までとまったく違う仕事をしてみて、想像とギャップはありましたか?

一番のギャップは自分のタスク量の見積もりでしたね。はじめに想定していた3倍から5倍くらいのタスク量が実際にはありました。他のプロダクトマネージャーにも入ってもらい、他チームのメンバーにも支えられてようやく前に進めるようになり、無事4月にリリースを迎えました。

僕はまだ多くのひとと関わりながら仕事をするのに慣れていないので、みんなと適切に協力しながら仕事を進めるのはこれからの課題ですね。

——そんなにタスクが多かったんですね。

関係者が多いと確認作業も増えるし、打ち合わせの数も多くなります。いろいろなタスクを一気にみんなにお願いしたら、その確認が一気に返ってきてあわてたこともありました(笑)。

——特に大変だったことや印象に残っていることは何ですか?

挑戦や気づき、失敗や学びがほぼ毎日あって、印象に残ることだらけです。やったことがないことをやるのは不安なものだな、と改めて思いました。

でも、企画職って全くやったことがないことをやる仕事なんですよね。だから不安だとか言ってられなくて。いまではその不安も含めて楽しめるようになってきました。

やってみたらわかることはすごく多いし、すぐにわからなくてもきちんと仮説を立てて試行錯誤すれば物事の解像度は上がっていくので、なんとかなるものですね。

——挑戦してたことでひとつ成長できたんですね。

もちろんずっと順調だったわけではないし、うまくいかない時期もありました。メンバーが4月のリリースへ向けてがんばっている中、自分だけ成果を出せていないように思えて仕事を前に進められなくなってしまったんです。

そのころはみんなに申し訳ないという気持ちが強くて、不安だし苦しいし、何かを成すことよりも「かけている迷惑を解消しなきゃ」という思いばかりでした。

——そんな時期があったんですね。その不安はどう払拭したんですか?

リードメンバーは希望すれば契約しているコーチングサービスを受講できます。僕もプロジェクトリードになってから受け始めて、いまの状態とそこから抜け出したいことを伝えてサポートしてもらいましたね。

みんなの顔色をうかがうのではなく、「なぜTimeTreeプレミアムを提供したいのか」に向き合わなくてはならないとそこで気づけたのがひとつでした。

もうひとつは社長のFredに「失敗を不安に思うより、後悔のない選択ができているかを大切にしたほうがいいよ」「失敗したってなんてことないよ」とアドバイスをもらったことです。

この2人をはじめ、周りの人にすごく助けられましたね。

——支えてくれる人がいるのは大きいですよね。TimeTreeでプロダクトマネージャーをやってみたいと思ってこの記事を読んでくれている人も、こういう前例を知れると心強いんじゃないでしょうか。

そうですね。失敗してもまたトライできる環境がある会社だと思います。

やってわかったプロジェクトチームの強みと課題とは?

——昨年12月から4ヶ月やってきて、「TimeTreeプレミアム」プロジェクトの強みはどんなところだと思いますか?

プロフェッショナルの集まりなのでめちゃくちゃ頼もしいです。たとえば今回サブスクリプションの決済機能を実装するにあたり、決済機能の実装経験があるエンジニアはいなかったんですよ。それでも一から設計して、これまでつくった経験のない機能を提供することができています。

ちゃんと仕組みの本質がわかっているからこそ経験がなくても設計ができるし、その設計に自信が持てるんだと思います。

——逆に課題は何ですか?

TimeTreeプレミアムは多くのひとがお金を払ってでも使いたいと思ってくれるサービスにしていきたいと思っています。今後、これまでいただいたご要望になるべく多くお応えしていきたい思っていますが、より多くの方に使っていただくためにはニッチなご要望にばかり応えるわけにもいかず、目玉機能が必要になるんですよね。

その目玉になりうるのが何なのか、まだ特定できていないのが大きな課題です。

——とても大切だし、悩みがいのある課題ですね。

そうですね。すごくやりがいがあります。

この課題をはじめ、各自が気づいた課題やプロジェクトに対する意見やアイディアは「トピック定例」というディスカッションの場で全員に共有します。みんながトピックを持ち寄るのでトピック定例です。

毎日朝会もやっているんですが、メンバーが多いとどうしても朝会だけでは十分な話し合いができないので、別に場を設けました。社内で「トピック定例」と呼んで、毎回違う話題で意見を言い合う場を作ったんです。

「トピック定例」では雑談も含めて幅広いテーマが設けられている

——18人の大所帯ではファシリテーションも大変そうですね。Rioがやっているんですか?

メンバー内でローテーションしています。決められた時間内で一旦結論を出すようにしていて、もう少し話したい場合は参加したいメンバーだけで別に集まることもあります。

——そうやってチームで仕事を進めていくうえで、リードのRioが大切にしていることや気をつけていることはありますか?

他人を尊重することと、相手の意見をしっかり聴くことです。

ときにはメンバー間で意見がぶつかることもありますが、それって真剣に議論しているからこそなんですよね。根底にある「よいプロダクトをつくりたい」という思いはみんな同じなので、相手の意見をしっかり聴いて真意を汲みとるよう心がけています。

もちろんリードとしては戦略的に譲れない部分もあるので、そこは丁寧に説明してなるべく理解を得られるよう努力しますし、逆に譲れない部分以外は積極的に意見を取り入れたいと思っています。それがよい結果につながるのではないでしょうか。

挑戦の連続を楽しめるひとと、これまで世の中になかったサービスをつくりあげたい

——ところで、RioがTimeTreeに入ったきっかけは何だったんですか?

僕が入社した2016年当時のミッションは「毎日に、新しい"なくてはならない"を創る」でした。それが自分のやりたいことと一致していたからです。

TimeTreeに入る前は、企業から請け負ってWebサイトやアプリをつくる受託開発の仕事をしていました。それはそれですごくいい経験をさせてもらいましたが、やはり自分たちが作りあげたサービスを世の中に提供する仕事をしたいという思いがあったんです。TimeTreeは自社でサービスをつくっていて、しかもそれが世の中にない新しいものなのですごく魅力的だと感じました。

——そんなTimeTreeの未来に期待することはなんですか?

TimeTreeのユーザー数はおかげさまで3800万人を超えました。でも予定や時間に課題を抱えているひとが世界中に何人いるかを考えたら、まだ十分だとはいえません。不満、不便、不安といった時間の「不」に悩むひとたちに責任を持ってサービスを届けることで、より多くの課題を解決できることを期待しています。

——ユーザーの要望に応えるかたちで機能を提供していくので、ダイレクトにTimeTreeの未来につながりそうですね。

そうですね。そういうプロジェクトにしていきたいし、そういうプラン内容をつくっていきたいですね。

——最後に、未来の仲間へ向けてメッセージをお願いします!

TimeTreeは未完成のサービスです。これからも予定の共有課題をはじめとした時間の「不」を解決し、より多くのひとに使ってもらえるサービスに進化させようとしています。

その過程でいろいろな挑戦ができる機会がまだたくさんあります。その挑戦を楽しめるひとと一緒に「新しい"なくてはならない"」をつくっていけたらと思っています。

——ありがとうございました。 これからも挑戦と進化をつづけましょう!

オフィスのソファでゆっくり読書をするのがRioのお気に入り

聴き手:TimeTree 久保 亮吾(JEDI) テキスト:内島 美佳

TimeTreeではたらくメンバーたち

メンバーインタビューではTimeTreeではたらく多様なメンバーの声を紹介しています。はたらく環境、雰囲気、メンバーたちの考えなどを知りたい方はぜひご覧ください!

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