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2020年12月8日

エンジニアの「できない」は滅びの言葉!? どんな意見や要望も受け止めて議論する——iOSエンジニア Baxの姿勢

メンバーインタビュー採用

仕事に関係ないコミュニケーションも、雰囲気をなごませたり遠慮なく意見を言いやすい環境を作るためには大切です。

会議の前のアイスブレイクや普段の雑談で、心地よい雰囲気づくりをするのが上手い。メンバーたちからは「1プロジェクトに1人ほしい存在」とまで言われた荒木(Bax)に、TimeTreeでの働き方や力を入れていることについて聴きました!

話を聴いたメンバー 荒木 秀太 iOSエンジニア TimeTreeでのニックネームはBax(バックス)。新卒でヤフー株式会社に入社。フリーランスや開発会社を経て、2017年10月株式会社JUBILEE WORKS(現 株式会社TimeTree)に入社。iOSエンジニアとしてアプリ開発に携わる。 インタビュー:渡部 晋也(Steve) テキスト:内島 美佳

フラットで意見を言いやすい環境に惹かれて入社を決めた

——えーっと、テキストで読んでくれている人には分からないと思うので説明しますと、今Zoomでインタビューをしていまして、Baxはエフェクトアプリの加工で女性の姿になっています(笑)。

素の自分だと緊張してしまうんですよ。最近は社内のミーティングでもずっとこれです。今日も緊張してしまうのでこの姿で来ました。

——ちょっとびっくりしました(笑)。まず、自己紹介からお願いします。

iOS版アプリの開発を担当しているBaxです。6人いるメンバーの中にはWeb開発を兼任している人もいますが、僕はiOSを専門にやっていますね。

——BaxはどんなきっかけでiOSエンジニアになったんですか?

新卒で入ったヤフーにいた頃、iPhoneが発売されて「これは面白いな!」と思って開発をはじめましたね。それまではiPodと電話を別に持っていたのが、ひとつになるってすごいなって。

仕事ではなく個人でアプリの開発をはじめたんですが、当時の上司がiOS開発チームに配属を決めてくれて、仕事としてもiOSアプリの開発をするようになりました。

——TimeTree入社の経緯を教えてください。

ヤフーを辞めて数社を経た後「次はどうしようかな」と考えているときに、先に入社していたSionから声をかけてもらいました。SionはヤフーのiOS開発チームのメンバーだったんです。覚えてくれていてうれしかったですね!

「一度遊びに来ませんか?」という感じだったので話を聴きに行ってみたら、すごく自分に合いそうな会社だったので入社を決めました。

——当時のTimeTreeの印象って、Baxからはどんな感じでしたか?

IT系は元々私服OKだったり役職ではなくさん付けで呼び合ったり、自由な雰囲気の会社が多いイメージですが、その中でも更に自由な印象を受けましたね。(CEOの)Fredも「社長さん」って感じがしませんでしたし(笑)。

メンバー同士の関係がフラットな方が私は働きやすいので、自分に合っていると感じましたね。

——Fredが社長っぽくないの、すごくわかります。僕も衝撃でした。初対面、開口一番「すいません」って言われました(笑)。

Wantedlyのスキル欄に「腰が低い」って書いてありますしね(笑)。

BaxをTimeTreeに誘ったSionのインタビュー 「最後までこだわっているかどうか」はユーザーに伝わる。 iOSエンジニア Sionのこだわり。

さまざまなプロジェクトを横断した経験を活かしみんなのサポート役に

——Baxが最近取り組んだのはアプリリニューアルと公開カレンダーの新機能リリースですよね。プロジェクトの中で特に力を入れたことはありますか?

アプリリニューアルのプロジェクトは途中参加だったんですよ。公開カレンダーの新機能開発も、リスタートしたプロジェクトだったのである意味途中から。

入社当初は頃は広告の担当をさせてもらったり、データ分析のプロジェクトでユーザーのデータ分析関連で開発をしたり、じつは良いところをちょっとずつ経験させてもらってるんですよね(笑)。

そのおかげで社内のいろいろなプロジェクトを横断的に見れている面もある。だから、僕が関わったことのあるプロジェクトに新しく入るメンバーをサポートできるように心がけてます。

——たしかに、そこまで横断して経験しているメンバーはなかなかいないかも。これまでのプロジェクトで印象に残っていることはありますか?

僕が入社した当初はまだマネタイズの方法を模索している段階で、広告事業もはじまっていませんでした。それからしばらくして広告プロダクトの開発に本気で注力することになり、iOSチーム全員で開発に取り組んだプロジェクトが印象に残ってますね。

——それって、Meeも言っていた「ユーザー体験と両立させながら売り上げを最大化させるプロジェクト」ですよね。

そうです! これまでなかったものをつくるのでユーザーの反応が全く想像できない状態でした。TimeTreeに合った広告配信はどんなものなんだろうって議論もたくさんしましたね。プロジェクトはかなり大変なことも多かったけど、みんながひとつになれた気がします。

——やはり大きな変化ですからね。いろいろ議論もあったのですね。

そうですね。ユーザー体験や利便性のことも、会社やサービスの継続のことも、本気で考えているからこそ熱くなるし、意見がぶつかることもあります。そんな議論の中でも、僕がエンジニアとして心がけているのは「できない」と言わないことです。エンジニアの「できない」は滅びの言葉なんですよ。

実際にコードを書いてプロダクトを作るエンジニアが「できない」と言ってしまったら、周りはどうしようもできないし、委縮してしまいますよね。基本的にはどんな意見や要望も拒絶せず受け止めて、無理な場合は自分なりの提案や相談をするようにしています。

最近Baxが携わっている2つのプロジェクト 【前編】TimeTreeが新しいデザインになるまでの道のりを、プロジェクトリードのLouisに聴きました! タイムツリー「公開カレンダー」新機能リリース!イベント関心層へのリーチ拡大

エンジニアが企画段階から議論に参加し、意見を反映できるのが魅力

——仕事をする上で、Baxが大切にしていることを教えてください。

楽しい雰囲気で仕事をしたいし、仕事を楽しめる雰囲気でありたいと思っています。そういう意味でもTimeTreeは自分にとって働きやすい職場です。

特にビデオミーティングは必要があるときに開くので、どうしても業務連絡のみになってしまいがちです。そういう中でも、今日あったことやちょっとした小話などのユーモアを交えて、くだけた雰囲気で話すことが仕事にとってすごく大事だと思います。

——Baxはその雰囲気づくりを率先してやってくれていますよね。毎週iOSチームでやっている雑談会のアイスブレイクも、しっかりネタを練っているそうじゃないですか。

木曜日が近づくと「そろそろ考えなきゃやばい」って体内時計が(笑)。自分がみんなを笑わせたいだけなんですけどね。

——ほかに大切にしていることはありますか?

色々な業種から転職してきたメンバーが集まっているので、相手の立場や意見を尊重するように常日頃から心がけています。特にエンジニアの場合、経験した職場によってやり方や環境が大きく異なるので、意見も違ってきます。

TimeTreeに合った形というものはあると思うけど、TimeTreeに合った意見だけが必要というわけではないんです。色々な意見を受け止めて尊重した上でTimeTreeに合った形を作り上げるのがプロダクトの成長につながるので、どんな意見も言いやすい雰囲気はとても重要だと思っています。

——Baxは仕事面でも仕事面以外でも、各メンバーの個性をよく見ていますよね。

色々な個性のメンバーがいますよね。TimeTreeはどんな個性でもみんな受け入れてくれる環境です。だからその個性が仕事にもよい影響を与えているんだと思います。

——エンジニアにとってのTimeTreeの魅力は何だと思いますか?

職場によっては、エンジニアは仕様に沿って開発を進めるだけ、ということも割とあります。TimeTreeは企画の段階からエンジニアが入って議論に参加できるのがいいところですね。

自分の意見をプロダクトに反映させることができるし、企画や仕様がまとまって開発に入ってから「これは技術的に難しい」と判明することもありません。

——そういえば、プロジェクトのまとめ役であるプロジェクトリードをエンジニアがやる場合も多いのが印象的でした。開発以外もやっているエンジニアが多いですよね。

そうですね。自ら手を挙げて「やります」というメンバーが多いのがすごいことだと思います。

——Baxがリードするプロジェクトって面白そうだと思うんですが、機会があればやってみたいと思いますか?

カオスになりそうですね。アイスブレイクだけでミーティングが終わるとか(笑)。自分が牽引できるのかという不安もあるので、悩ましいですね。これからの自分の課題かなと思います。

目的はカレンダーを作ることではなく、人々の生活をよりよくすること

——今後エンジニアもどんどん増えてくると思います。未来のメンバーへ向けて、メッセージをお願いします。

TimeTreeといえばカレンダー。みんなでカレンダーだけを一生懸命開発しているイメージかもしれません。僕も入社前は正直、そう思っていました。

でも、カレンダーを作ること自体が目的ではありません。人の「予定」というものにフォーカスして、普段の生活がよりよくなるためにはどういう解決方法が必要かを考えて形にしたものが、簡単に共有できるカレンダーなんです。

「どういうシチュエーションで予定を登録するか」「予定を登録した後どういう行動をするか」など前後の体験も含めてユーザーの行動も考えて作っています。

——そうですよね。「予定」って私たちの生活そのもので、考えることは幅広いですよね。

もしかしたら、「カレンダーだけをつくっている」ってイメージがあって、入社や応募を躊躇っている人がいるかもしれません。「単なるカレンダーを作りたいわけではないんだよな」とか「自分はカレンダーアプリ使っていないしな」とか。

でも、僕らが扱っているのは人の「予定」、ひいては「生活」そのものです。カレンダー自体というより、人々の予定や生活をよりよくすることに興味があって、TimeTreeでやっていることが面白そうだなと思ったらぜひ話を聴いてみていただきたいと思っています。

——TimeTreeが目指しているのは「みんなの予定をつなげて、より良い未来を選びやすくすること」ですからね。

もちろんカレンダー画面の使いやすさも大切ですが、それだけではないですよね。じつはTimeTreeに入社すると決めてから、親に会社のことを伝えたら「カレンダーを40人で作っているの!?」と驚かれたこともありました(笑)。

僕はそれでも少ないくらいだと思っています。もっと考えなければいけないことや、やりたいことは山ほどありますから。

——そのためにも頼もしい仲間が入ってくれるとうれしいですね。Baxありがとうございました!

TimeTreeのブランドプロミス、「明日をちょっとよくするために」に込めた思い

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